海外事業のあゆみ

業界内でもいち早く進出した海外事業
今ではさまざまな拠点を設立し展開

当社は、南米、中国、東南アジアをはじめ、インド、中東、アフリカなど各エリアに拠点を設立してきました。
海外で長年、蓄積されてきたノウハウと人財、そして、日本のゼネコンならではの高度な技術と高品質なサーピスで高い評価をいただいております。

海外事業の歴史

1960年代

南米ペルーを中心に展開

  • フジタの海外進出は1962年4月、当時の副社長・藤田正明を団長とする調査団を南米に派遣したことに始まります。翌年には、ペルー・リマで開催される第3回太平洋国際見本市の日本館の設計と工事管理を受注。以後、ペルー政府発注の大学校舎や水道工事なども手掛け、さらにブラジル、エクアドル、ベネズエラなどでも大規模工事を次々と受注しました。

1970年代

アジア・太平洋、アメリカへ

  • 1970年代はアジア・太平洋、アメリカにも活動の場を広げます。韓国・ソウルの「ハイアット・リージェンシー・ソウル」、グアム島の「グアム国際貿易センター」や、アメリカでの「ミラマーホテル」の購入、改修工事のほか、工業団地の購入・分譲など建設以外の分野へも進出しました。
    ハイアット・リージェンシー・ソウル(韓国、1978年)
    ハイアット・リージェンシー・ソウル(韓国、1978年)

中東進出。南米も好調。

  • 1970〜80年代は中東への進出が目立ちました。サウジアラビア・リヤドの製油所拡張工事、クウェートの王宮・中央府庁「シーフパレス」の建設工事などを受注。イラクではバグダッドの体育館・屋外競技場建設工事などを行いました。
    南米での活動はペルーを中心にこの頃も順調。ホンジュラスのセメントプラント土建工事、ボリビアのビルビル国際空港建設工事などの大型工事を相次いで受注しました。

1980年代

中国進出。日系ゼネコンナンバーワンへ。

  • 中国進出。日系ゼネコンナンバーワンへ。
    1980年代後半は、改革開放路線に転換していく中国に注目。1987年には西安グランドキャッスルホテルを受注、その後も恒生タワーや上海港匯広場などを手掛けました。そして、2003年に中国に現地法人(藤田中国)を設立。以降、日系ゼネコントップクラスの実績を誇っています。
    西安グランドキャッスルホテル(中国、1993年開業)
    西安グランドキャッスルホテル(中国、1993年開業)

1990年代

アジアへの進出が加速

  • 1990年代に入ると、中国以外のアジアへの進出が活発になりました。ベトナム、韓国、シンガポール、マレーシア、フィリピンなどで支店や現地法人が設立され、フジタの海外拠点は一気に広がりを見せました。

2000年代

時勢を先読みし、いち早くメキシコ進出

  • メキシコに進出したのは2000年以降。北米の自動車産業がメキシコに進出してくるとの分析・予測のもと、人財をメキシコに集結させ、2004年にメキシコ支店を設立しました。この戦略が実を結び、自動車関連施設は現在フジタの大きな強みの一つとなっています。
    マツダメヒコビークルオペレーション(メキシコ、2014年)
    マツダメヒコビークルオペレーション(メキシコ、2014年)

2010年代

大和ハウス工業と海外で開発事業を展開

  • 大和ハウスグループの一員となり、グループのシナジーを発揮しながら、当社が得意とするまちづくりのノウハウを海外で大いに生かし、ベトナムハイフォン市やメキシコケレタロ州において、大規模なホテルなどを建設するプロジェクトを展開してきました。
    ホテル・ニッコー・ハイフォン ロイジェントパークスハイフォン(ベトナム、2020年)
    ホテル・ニッコー・ハイフォン ロイジェントパークスハイフォン(ベトナム、2020年)