ガバナンス - リスクマネジメント -
当社は、あらゆるリスクに対して、「早期発見、早期対応-予防を徹底し、予兆を見逃さない」を基本姿勢として、さまざまな現場でのリスク回避に努めています。
また、大和ハウスグループリスク管理委員会と連携し、トラブルやリスクへの早期対応と情報共有を行うとともに大和ハウスグループのリスク管理体制とも連動しています。2020年10月の大和ハウス工業における事業本部制への組織改編から、当社は建築事業本部の傘下として、大和ハウスグループとの連携を強化しながら、リスク管理を行なっています。
リスク管理体制図
リスク管理規程
当社ではリスクに対して、適切に対応するためにリスク管理規程を策定しています。リスク管理規程をもとに、リスク管理委員会で定期的にリスクマネジメントに関する議論を行い、あらゆるリスクに対する予防と対応策を検討しています。
リスク・トラブル対応フロー
当社は本社審議会を設置し、建設工事受注および不動産事業推進などについて、各種基準に基づき、リスクを分析・検証し、必要に応じて専門家の意見を聴取し、職務権限に則って適正に審議・決議する体制をとっています。また作業所および各部署において、リスク事象が発生した場合は各支店・部門が下記のフローで連携し、対応しています。
BCP
当社は、すべての災害に対応すべく「フジタ防災基本計画」を制定し、有事には速やかに災害対策本部が設置される体制を整備しています。大規模災害やその他甚大な被害をもたらす危機が生じた場合、会社の被害を最小限に抑え、重要な業務が中断しない、または中断しても短い期間で再開できるように準備を行い、お客さまをはじめとするステークホルダーへの社会的責任を果たす「災害に強い建設会社」として活動しています。
国土交通省 関東地方整備局より建設会社における
「災害時の基礎的事業継続力」の認定を受けました
当社は、2024年4月1日に国土交通省 関東地方整備局から「災害時の基礎的な事業継続力を備えている建設会社」として2年間の有効期限をもつ認定証の交付を受け、9回目の認定を受けました。
情報セキュリティ
当社では、情報セキュリティ委員会を設置し、情報管理規程ならびに個人情報保護規程に基づき、情報リスクに関する管理体制の確立に努めています。また、情報セキュリティ教育において、e-ラーニングや「標的型攻撃メール」訓練を実施しています。今後も引き続き、セキュリティ強化や情報漏えい対策、情報機器の適切な利用と情報管理の徹底に取り組んでいきます。
ヘルプライン
当社では、従業員から法令違反や倫理違反について通報や相談を受け付ける通報・相談窓口を設けており、当社および当社グループに適用しています。2018年度からは国内において完全匿名のヘルプライン窓口を設置し、労働時間の不適切管理やハラスメントへの対応などについての声が寄せられ、通報内容を受けて適宜対応を講じるなど、リスクを未然に防止するための一翼を担っています。また、大和ハウスグループにおいてもグループの全役職員に対して5つの内部通報窓口を設置し、企業倫理、人権などあらゆる観点から通報ができる仕組みを確立しています。
海外においても大和ハウスグループにてグローバル内部通報制度を導入しているほか、中国では独自の窓口を設けています。