ZEB化の推進
概要
ZEB(Net Zero Energy Building)とは先進的な建築設計によりエネルギー負荷を抑制すると共に、パッシブ技術の採用による自然エネルギーの積極的な活用と、高効率な設備システムの導入等により、室内環境の質を維持しながら大幅な省エネルギー化を実現し、かつ再生可能エネルギーを導入することで、エネルギー自立度を極力高め、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した建築物のことです。
2021年10月に閣議決定された、「第6次エネルギー基本計画」では「2030年度以降に新築される建築物についてZEB基準※の省エネルギー性能の確保を目指す。」という新たな目標が掲げられました。その目標を受けて、フジタではZEBの早期の普及に向けて、2025年度に自社が受注する設計業務のうち、ZEBが占める割合を50%以上とすることを目標としています。
※再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量を現行の省エネルギー基準値から用途に応じて30%又は40%(小規模建築物については20%)削減した建物
2023年度の設計施工案件のZEB受注実績
ZEBランク | 建物用途:工場等以外 | 建物用途:工場等 | |||||||||
小規模 (300㎡未満) |
中規模
(300~2,000㎡未満) |
大規模
(2,000㎡~10,000㎡未満) |
大規模
(10,000㎡以上) |
小規模
(300㎡未満) |
中規模
(300~2,000㎡ 未満) |
大規模
(2,000㎡以上) |
|||||
受注件数 | 受注件数 | 受注件数 | 総延床面積 | 受注件数 | 総延床面積 | 受注件数 | 受注件数 | 受注件数 | 総延床面積 | ||
『ZEB』 | 0 件 | 0 件 | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 件 | 0 件 | 0 ㎡ | |
Nearly ZEB | 0 件 | 0 件 | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 件 | 0 件 | 0 ㎡ | |
ZEB Ready | 0 件 | 1 件 | 2 件 | 10,831 ㎡ | 1 件 | 11,144 ㎡ | 0 件 | 0 件 | 3 件 | 108,768 ㎡ | |
ZEB Oriented | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 ㎡ | |||||||
ZEBシリーズ合計 | 0 件 | 1 件 | 2 件 | 10,831 ㎡ | 1 件 | 11,144 ㎡ | 0 件 | 0 件 | 3 件 | 108,768 ㎡ | |
ZEB
シリーズ 以外 |
ZEB水準 | 0 件 | 0 件 | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 0 件 | 2 件 | 94,425 ㎡ |
その他 | 0 件 | 2 件 | 3 件 | 12,112 ㎡ | 0 件 | 0 ㎡ | 0 件 | 2 件 | 1 件 | 5,976 ㎡ | |
合計 | 0 件 | 3 件 | 5 件 | 22,943 ㎡ | 1 件 | 11,144 ㎡ | 0 件 | 2 件 | 6 件 | 209,169 ㎡ | |
ZEB受注率 | 34 % | 48 % | 100 % | 0 % | 53 % |
特徴
- 環境負荷低減
エネルギー消費量の削減に伴い、建物の運用に係る光熱費を削減することができます。 - 快適性・生産性の向上
自然エネルギーの適切な活用、個人の好みに配慮した空調や照明の制御などにより、省エネルギーを実現しつつ快適性・生産性を向上させることができます。 - 不動産価値の向上
ZEBのような環境・エネルギーに配慮した建物は、他の一般的な建築物と比較して不動産としての価値の向上、街としての魅力の向上などにつなげることができます。 - 事業継続性の向上
ZEBを実現することで、災害等の非常時において必要なエネルギー需要を削減することができ、さらに再生可能エネルギー等の活用により部分的にではあってもエネルギーの自立を図ることができます。