フジタの環境経営
当社では大和ハウスグループ全体の環境長期ビジョン“Challenge ZERO 2055”のもと、サステナブル(持続可能な)社会の実現を目指し、グループ、グローバル、サプライチェーンを通じて環境負荷“ゼロ”に挑戦しています。この長期ビジョンの達成に向けて、2030年のマイルストーン、中期経営計画と連動した環境行動計画(エンドレス グリーン プログラム)に沿って、全社で一貫した環境経営を推進しています。
環境方針・環境目標
環境方針‧環境目標については、当社の基本理念に掲げる「フジタ・エコ憲章」、「生物多様性保全方針」、「安全‧品質‧環境マネジメント方針」を基盤とし、大和ハウスグループの環境長期ビジョン、環境行動計画(エンドレス グリーン プログラム)と整合させたうえで設定しています。環境目標では、活動の分野別に管理指標と目標値を定め、四半期ごとに集計・報告を行い、進捗状況を管理しています。
大和ハウスグループの環境経営
環境マネジメント
SDGs・ESG課題のうち、環境と社会の分野の取り組みを統括し、重要課題の対応方針の報告・協議を行う機関として社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置し、取締役および執行役員、各本部長で構成しています。
環境に関する目標の設定、対応施策は、各本部の環境責任者で構成する「環境推進委員会」で協議し、重要な課題は「サステナビリティ委員会」へ報告します。環境部は本社部門や支社・支店・事業部・関係会社へ指示や実施状況の確認を行い、要因分析と改善に向けた支援を実施します。環境関連の中長期的な課題に対しては、GX戦略部が軸となって部門横断的な施策を推進し、進捗状況を「環境推進委員会」に報告しています。
環境マネジメント体制図

フジタのGX戦略
脱炭素社会に向けた経済社会システムの変容をいち早くとらえ、当社が描く「未来のカタチ」を具現化するためのビジョンとして、2024年度に3つの柱を軸としたGX 戦略を策定しました。

カーボンニュートラルの実現に関わる中長期的な課題に対し、GX戦略部を中心とした主要部門とのワーキンググループを形成し、課題解決に向けた取り組みを推進しています。脱炭素・生物多様性・資源循環の課題を包括的に捉えるアプローチについて、各ワーキングで議論を重ねながら当社のGX戦略の実行につなげています。技術開発では、脱炭素に貢献する新規事業や、生物多様性や資源循環の観点も含めて、環境負荷低減につながる新しい価値の創出にチャレンジしています。当社が注力しているDXを推進力の一つとして建設・まちづくりのあらゆる場面でGXを進め、地球と未来に必要とされる価値を提供し続ける会社を目指します。
TCFD/TNFDに基づく情報開示
外部評価
CDP
企業や自治体の環境への取り組みを評価・開示する国際的な情報開示プラットフォームであるCDPをとおして、2023年より環境関連の情報開示を行なっています。2024年は前年度に引き続き、企業が気候変動課題に対してどのように効果的にサプライヤーと協働しているかを評価するサプライヤーエンゲージメント(SEA)評価において、当社はサプライヤーエンゲージメント・リーダーに選定されました。
