建物内床の上下振動を低減する制御装置

床振動制御装置TMD・AMD

概要

TMD・AMDは、Tuned Mass Damper・Active Mass Damperの略で、建物内床の歩行や設備機器によって生じる床上下振動を低減する装置です。いずれも錘(Mass:マス)が上下振動することによって生じる反力を使って床の振動を小さくする仕組みです。
TMDは床の固有振動数に同調して錘が自動で振動し床振動を低減させます。電源が不要であることが特徴です。
AMDは振動計で床振動を常時計測し、モーターで錘を大きく振動させて床振動を低減させます。TMDに比べ効果が大きく、装置外形が小さいことが特徴です。

特徴

  • 歩行時の床振動を低減し、居住性能を向上させます
  • 既存建物での対策として、補強工事に比べ、効果が明瞭でコストダウンが可能です
  • AMDはコンパクトで床上に設置しても邪魔にならず、場所と時間を選ばず振動対策を実現できます

この技術の施工事例