動画点滅光点検出によるホタル発生状況の解析技術
ホタルモニタリングシステム
開発事業や建設工事の現場周辺に生息するホタルの発生状況をICTの活用により、効率的かつ高精度にモニタリングするためのシステム
概要
本技術は、一眼レフカメラやネットワークカメラでホタルの生息区域を動画撮影し、専用のソフトウェアで解析することで、動画中に出現したホタルの個体数を自動的にカウントします。従来の目視調査よりも効率よく、正確にホタルの発生状況を把握することができるようになり、その結果を事業計画に反映させることで、ホタルの生息環境を適切に保全することが可能となります。
特徴
- 効率的にホタルの個体数をカウントすることができます
ホタルの生息域を動画撮影するだけで個体数をカウントすることができるため、従来の目視調査より少ない労力でモニタリングが可能です。また、ネットワークカメラの活用により、頻繁に現地に行く必要がなく、長期間の夜間モニタリングを効率的に実施することが可能です。 - 目視より高精度にホタルの個体数をカウントすることができます
肉眼での観察が難しい微弱に点滅するホタルを検出することが可能です。また、飛翔しながら点滅するホタルを追跡する機能を有し、多数のホタルが点滅していても、光点がどの個体から発せられたかを識別するため、正確に個体数をカウントすることが可能です。 - 多様な種のホタルのモニタリングに適用可能です
対象区域に生息するホタルの発光周期や光点のサイズ、明度などをソフトウェアで分析・設定することで、多様な種類のホタルへ適用が可能です。
※種や地域によってホタルの発光周期や光のサイズ、色などが異なる