上下階で径が異なる柱の接合を合理化する工法
異径柱接合工法

概要
建築物の設計を合理化する上で、角形鋼管柱を途中階から細くする場合があります。この柱径の切り替え位置では、通常は接合部パネルに台形の鋼管を用いて接合しますが、加工の難易度が高く時間とコストがかかることが課題となっています。
異径柱接合工法では柱径の切り替え位置にあるダイアフラムに厚板を用いることで、上下の柱の力の伝達を可能とした工法です。接合部パネルを柱と同形状の鋼管とできるため、工期とコストの低減が可能です。
特徴
- 加工が容易で、品質向上やコスト低減につながります
ダイアフラムの厚さが厚いこと以外は通常のディテールとほぼ同じであるため、加工の難易度が下がり、品質の向上やコストの低減につながります。 - 工期の短縮が可能です
通常、接合部パネルに用いる台形の鋼管は製作に日数がかかりますが、異径柱接合工法では柱と同形状の鋼管を用いるため、製作納期の短縮が可能です。