株式会社フジタは、令和5年度近畿地方整備局現場ニーズと技術シーズのマッチング結果としてA評価(従来技術より極めて優れる)を頂きました。
台船設備と陸上設備
見学会状況
【現場ニーズと技術シーズのマッチングとは】
国土交通省が「i-Construction・推進コンソーシアム」の規約等に基づき、「新技術の発掘」や「企業間の連携」を推進し、新技術の開発促進、普及拡大を図り建設現場の生産性向上を目的に、現場ニーズと技術シーズをマッチングさせる取り組みです。
国土交通省i-Construction・推進コンソーシアムHP
https://www.mlit.go.jp/tec/i-construction/tec_intro_wg/index.html
【ニーズ背景】
天ヶ瀬ダムは管理開始後60年近く経過し、貯水池内の堆砂率が85%を超えているため、堆積土砂の撤去が喫緊の課題となっています。通常、汚濁防止フェンスを設置し浚渫船から掘削・撤去しますが、従来工法では、濁水を一切発生させずに浚渫することが困難であることと、ダム湖の場合は水深が深く作業場所の移動の際、汚濁防止フェンス設置に時間がかかり非効率でした。さらに、天ヶ瀬ダムの場合、通常の流水管理の他、上部ダム(喜撰山ダム)の下池となっているため貯水位が変動し、適切な⾧さの汚濁防止フェンスとすることが難しい状況でした。天ヶ瀬ダム及び下流の宇治川を含めた流域には、平等院をはじめとする観光地が多数あり、塔の島付近での宇治川横断も重要な観光ルートになっていることに加えて上水を取水もしています。このことから、ダム貯水池内の浚渫工事において、効率的に濁水の発生を抑制できる技術・工法を求められていました。
【試行状況と結果】
出典:国土交通省近畿地方整備局HP:https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/i-construction/matching.html
試行状況
【関連コンテンツ】
ソリューション・技術:https://www.fujita.co.jp/solution-technology/11811/
プロジェクトストーリー:https://www.fujita.co.jp/fujita_leads/hilift/