KMEX鋳造棟工場

ギアボックスのアルミ製ケースを鋳造する工場の増築計画です。生産工程にアルミの溶解炉と鋳造炉がありますが、炉の設置される建屋は炉と一体となった特殊なピットや高炉バケット運搬用のクレーンが配置され、アルミ材運搬のトラックが2階まで乗りいれる構成となっています。また、それに隣接して鋳型用の特殊タンクが配置され生産設備と建屋構成が一体となっており、それがこの生産施設の特殊な部分となっています。本計画では生産工程全体を増設することから、そうした特殊部分も増築対象となっており、既存部分との調整に腐心しました。また、炉が電気を大量に消費することから電気設備の高圧受電設備増設も大きなハードルでした。