一般国道251号 眉山トンネル
概要
市街幹線のバイパス機能を持つ国道251号地域高規格道路のトンネル。雲仙普賢岳に隣接する眉山(まゆやま)の裾野に位置し、最大土被りは34m(最小21m)となる。地質は眉山の崩落により供給された土砂が堆積した扇状地堆積物からなる未固結地山で、全線で掘削補助工法として長尺先受け工を採用した難易度の高い工事だった。また日本の名水百選である島原湧水郡の上流部にあり、市民にとってかけがえのない湧水への配慮も求められた。掘削に先立ち行った試験施工により水質への影響がなく地山に適した材料を選定し、水質をモニタリングして湧水への影響がないことを確認しながら作業を進めた。
国・地域 |
長崎県
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所在地 |
島原市
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発注者 |
九州地方整備局
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竣工 |
2011年03月
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設計 |
応用地質株式会社
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工事概要 |
トンネル延長L=905m、幅員W=9.5m、NATM工法 |