大阪マルビル
概要
JR大阪駅前でひときわ目立つ円筒状の当建物は、梅田のランドマークとして存在感を示し続けてきました。屋外にビルを一周する電光掲示板からはニュースや天気予報などの情報が発信され、多くの人々に親しまれるとともに、バブル時代にはディスコ「マハラジャ」が入居するなど、話題の商業施設としても大変にぎわいを見せました。
地上部分には52枚のPC版で構成される多面体を採用し、非常に軟弱な地盤に対応するために基礎は最大3m径のリバース杭と外周600mm厚の基礎杭利用連続壁(アースウォール)を構築し、逆打工法で地下躯体を施工しました。
2013年には建物を大木に見立てる緑化プロジェクト「都市の大樹」が立ち上がり、建築家・安藤忠雄氏と当社によるツタの施工が行われました。緑あふれる木陰のオープンスペース「緑のテラス」ではライブが開催されるなど、街の憩いの場として愛されています。
国・地域 |
大阪府
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所在地 |
北区
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発注者 |
株式会社大阪マルビル
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竣工 |
1976年03月
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設計 |
株式会社フジタ
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構造・規模 |
S+SRC B4F~30F PH3F |
延床面積 |
41,125㎡
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