建設工事によって発生する廃棄物の埋立処分量ゼロに向けて、フジタでは廃棄物のリサイクル率100%を目指す「ゼロ・エミッション活動」を実施しています。集合住宅の施工現場における実施事例を紹介します。


混合廃棄物の発生量が特に多い集合住宅の施工おいて、建設廃棄物の3R(Reduce発生抑制・Reuse再利用・Recycle再資源化)推進によるゼロ・エミッション活動を実施しました。協力会社の皆さまと連携して「ゼロエミ推進委員会」を設置し、分別教育や啓蒙活動を継続的に行い、混合廃棄物の最終処分場埋立量の50%削減を達成しました。
建設廃棄物の3R活動
- リサイクルステーションの設置
単なる分別ではなく、分別した廃棄物の容量低減まで行えるリサイクル基地を設置し、分別手間の省力化も行いました。
圧縮機で廃棄物の容積を低減し、運搬回数を削減 - 分別した廃棄物のうち比重の低いかさばる廃棄物(廃プラスチック類、紙くず、グラスウール)は圧縮機にかけて容積を1/6~1/7に低減。これによって処理施設への運搬回数が削減でき、CO2排出量を6,800kg-CO2削減しました。
- リサイクルインストラクターの常駐
廃棄物分別に関する高度な知識を持った処理業者スタッフが常駐し、管理・分別指導を実施しました。 - 高度リサイクル処理施設への処理委託
分別活動を実施した上で発生した混合廃棄物は、高精度選別技術を持つ処理業者に処理を委託しました。