社会 - ダイバーシティへの取り組み -

フジタでは、「誰もが、自らの意欲と能力を持ってさまざまな働き方や生き方に挑戦できる機会を提供し、また、子育てや親の介護が必要な時期など、個人の置かれた状況に応じて多様で柔軟な働き方を選択でき、しかも公正な処遇が確保できる社内体制を構築していく」ためにダイバーシティ(人財の多様性)の推進に取り組んでいきます。

女性活躍推進

女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画

フジタは、社員が仕事と生活を両立させることができ、社員全員が心身ともに健康で働きやすい職場環境をつくることによって、より多くの社員がその能力を十分に発揮できるようにするとともに、将来の労働力不足に備え、多様な人材を確保し、また女性活躍をより推進するため、次のように行動計画を策定します。

1. 計画期間

2025年1月1日〜2027年3月31日

2. 内容

[ 目標1 ]

当社における課題の一つとして、管理職に占める女性の割合が低いことがあげられる。(2024年7月:建設業 3.9% 当社2.7%)
そのため、2027年4月の時点で現状(2024年4月)の女性管理職数から2割以上増やすことを目標とする。

[ 対策 ]

  • ・担当幹部からのコミットメント発信
  • ・幹部層へのはたらきかけ(意識啓発研修ほか)
  • ・外部研修参加等によるモチベーションアップの機会提供
  • ・職種ごとのキャリアアップミーティングの実施
  • ・意見交換会(幹部、管理職、ロールモデルとの対話、交流)
  • ・早期資格取得へのはたらきかけ
  • ・柔軟な働き方の選択が可能な社内制度の紹介(周知)
  • ・女性社員に対しての意識調査の実施・分析

[ 目標2 ]

当社においても性別分担意識を背景に、まだ男性の育児休職取得に理解が進んでいない状況がある。(職場の雰囲気や仕事の状況により、男性が育児休業を言い出しづらい)
そのため、男性社員の育児休職等の取得率を現状の68%(2023年度末)から80%以上(2026年度末)にあげることを目標とする。

[ 対策 ]

  • ・管理職層への理解促進活動(動画、研修、eラーニング等)
  • ・取得しやすい職場の環境づくり(好事例の紹介、評価や経済的負担への不安払しょく)
  • ・社内掲示板・社内研修など広報機会を利用した制度紹介
  • ・社員ニーズに合わせた制度の検討

当社の各行動計画など公開情報はこちらから

  • 女性の活躍推進企業データベース
  • 仕事と家庭、両立しよう!両立支援のひろば

女性活躍推進のあゆみ

女性活躍推進を目的に2007年にF-net 「女性総合職ネットワーク」を立ち上げ、さまざまな課題に取り組んできました。発足当時48名であったメンバーも400名を超える人数となり、当社の発展の原動力のひとつとなっています。

東京で輝く、自分らしく。

2022年には、これまでの組織的、継続的な取り組みが評価され、
令和4年度東京都女性活躍推進大賞 優秀賞(産業分野)を受賞しました。

  • 2019年度 F-net10周年総会(東日本開催)
  • 大和ハウスグループ各社が合同で実施するダイバーシティ推進フォーラム「D’s Diversity Forum」
  • ロールモデル紹介
  • キャリア採用で入社した女性社員の意見交換会

障がい者雇用・外国籍・シニア人財活躍推進

フジタでは、性別、年齢、国籍、職歴などさまざまなバックグラウンドを持つ人財に対し、本人の適性や希望を考慮しながら「フェア」な機会提供を図ることにより、地域での障がい者雇用の創出や海外での若手社員の活躍推進などに取り組んでいます。

障がい者の活躍推進

障がいのある方がいきいきと活躍できる環境の提供と地方貢献を目的に、2020年度より熊本県で農園型の障がい者雇用を開始しました。都市部に比べ就労機会の少ない地方での障がい者雇用は、雇用促進だけでなく、地域の課題解決にも貢献できると考えています。また、継続的なインターンシップの受け入れや障がいに配慮した職場環境整備にも努めています。

  • 農園で収穫された野菜を使用した社員寮の食事
  • 農園内での水耕栽培作業の様子

パラスポーツ支援

日本パラ水泳連盟とオフィシャルパートナー契約、そして日本視覚障害者柔道連盟とオフィシャルトップパートナー契約を結び、選手および連盟のサポートを通じて、障がい者の社会参加の促進に寄与します。

外国籍人財の活躍推進

当社では外国籍人財の活躍推進に取り組んでおり、国内外で活躍しています。多様な人財を受けいれることで新たな発想を生み出す企業風土づくりを目指しています。

シニア人財の活躍推進

当社ではシニア人財が有する豊富な知識・経験・スキルを生かす取り組みを進めています。

次世代育成

次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画

フジタは、「子育て中の社員の仕事と育児の両立支援」、「社員全員の心身ともに健康で働きやすい職場環境の整備」によって、多くの社員が能力を十分に発揮できるようにするとともに、将来の労働力不足に備え、多様な人材を確保・育成、活躍推進するため、次のとおり行動計画を策定します。

1. 計画期間

2026年1月1日~2028年3月31日

2. 内容

次の5つの目標に取り組みます
*目標1、目標3の「数値目標」の設定は必須事項です

<目標>

1. 男性の子育て目的の休暇の取得促進

数値目標:男性社員の育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を85%とする

[ 対策 ]

・子どもが生まれる男性社員に対して、面談時に育児休業関連の制度を説明・取得手続き等周知する
(ハンドブック利用、イントラネットでの掲示等)

2. 育児休業制度や短時間勤務制度等を利用しても中長期的に処遇上の差を取り戻すことが可能となるような昇格基準の見直しに向けた取組を検討・実施する

[ 対策 ]

・昇格基準の見直し

3. 時間外・休日労働の削減のための措置の実施

数値目標:全労働者の法定時間外・法定休日労働時間の各年度の月平均を40時間以内とする

[ 対策 ]

・全労働者の法定時間外・法定休日労働時間を月次で把握、要因確認し、適宜指導する

4. 職場優先の意識や固定的な性別役割分担意識を是正するための情報提供・研修を行う

[ 対策 ]

・アンコンシャス・バイアス解消に向けた全社員向けe-ラーニングなどの実施

5. 次世代へ向けて、職業理解や職業選択の一助とすべくインターンシップ等の就業体験機会を提供する

[ 対策 ]

・インターンシップの受入を継続して実施
・子ども参加型イベント実施
・夏のリコチャレ実施

築育

当社は、建設業として地域社会とのコミュニケーションや自然環境への配慮、「築育」活動などに積極的に取り組んでいます。「築育」とは、次代を担うこどもたちや若者、そして地域住民の方々にものづくりの楽しさ、街づくりの大切さ、自然環境への配慮などを伝え、広めていくことを目的とした活動で、各地でさまざまな築育活動・社会貢献活動に取り組んでいます。フジタはこれらの活動を通して、建設業の使命やスケールの大きさ、高度な技術力などを多くの方に理解していただき、将来を築く建設技術者を育んでいきたいと考えています。

  • 内閣府・文部科学省・経団連が推進する「理工チャレンジ(リコチャレ)」の一環として女子小中学生を対象に技術センター見学会を開催しています
  • ABEイニシアティブに参加し、アフリカ各国よりインターンシップ生を受け入れています
  • 建設現場でお仕事体験
  • 近隣学校や住民の皆さまに向けた現場見学会
  • フジタ技術センター見学会

育児・介護支援

育児・介護関連制度、支援策

主な特別休暇

看護休暇、介護休暇、産前産後休暇、失効有給休暇活用制度

時間有給休暇制度

有給休暇は、時間単位でも取得できます。

休職制度

育児休職、介護休職

育児・介護のための制度

短時間勤務、フレックス勤務 など

育児・介護支援策

ニチイキッズ企業主導型保育、ベビーシッター派遣事業割引券、育児支援補助金、育児ハンドブックおよび育児休復職前の面談
介護コンシェルジュ(仕事と介護の両立支援サービス)、介護セミナー、介護ハンドブック、介護に関するe-ラーニング、介護に関する個別相談会

「トモニン」マーク取得

厚生労働省が定める「仕事と介護を両立できる職場環境」の整備・促進のためのシンボルマーク「トモニン」を活用し、介護セミナーや個別相談、ケアマネジャーや施設の紹介サービスなど、仕事と介護を両立しやすい職場環境の取り組み、介護離職を防止するための取り組みを積極的に行なっています。