既製コンクリート杭の杭頭接合技術
FPA工法

概要
FPA工法は、杭頭の座板ねじ孔にFPAボルトを機械的に接合することにより、杭とフーチングの接合を行う工法です。FPAボルトの座板ねじ孔への挿入および固定は、FPAボルトの上部ねじ部にFPAナットを取り付け、締付工具を用いてそのナットにて回転を与え、FPAボルトを回転させることにより行います。これらの技術は、2002年からPHC杭やPRC杭を対象として実用化し、一般財団法人日本建築センターの建設技術審査証明を取得していますが、2007年3月には適用する杭種を増やすなどバージョンアップを行いました。
特徴
- 杭頭接合部の確認が容易で確実
FPAボルトを機械的に接合し、かつ、接合部を目視で確認し管理できます。 - 工期の短縮と省力化
特殊材料や特殊技能が不要で、溶接などもなく天候に左右されません。さらに、杭頭中空部のソイルセメントなどを除去する必要がありません。 - 設計上の要求耐力を確保
FPAボルトを適切に配置することにより、設計上要求される耐力を満足する杭頭接合部が施工されます。 - 建設廃棄物の削減
杭頭中空部のソイルセメントなどを除去しないので環境にやさしい工法です。