直接基礎と杭基礎を組み合わせた合理的な基礎構造

パイルド・ラフト基礎

直接基礎と杭基礎で複合的に建物を支持することで、基礎構造に使用するコンクリートや鉄筋の量を削減する基礎形式

各基礎形式のイメージ図

概要

直接基礎として建物を支持できるような地盤であっても、沈下量や不同沈下が過大となるために杭基礎とせざるを得ない場合があります。そのようなケースでは地盤の深部にある支持層まで杭を施工することとなるため、工期が長くなり、コストも大きくなってしまいます。
パイルド・ラフト基礎では杭によって基礎の沈下量を抑制できる上、杭を支持層に定着させる必要が必須ではないため、上述のような建物、地盤の条件であれば従来の杭基礎に比べると工期の短縮とコスト削減が可能となります。

特徴

  • 建物の沈下量や不同沈下を低減することができます
  • 基礎梁や杭基礎をスリム化することができます
  • 杭基礎に比べて工期を短くできる可能性があります