プレキャスト部材、スパイラルカラムを用いた高橋脚設計・施工技術

3H工法

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概要

3H工法は、プレハブ・複合部材を用いた高橋脚の構造形式の設計・施工に関する技術です。自然環境保全と施工の合理化を図り、耐震性、経済性を兼ね備えた高橋脚の施工を実現します。
この工法は、旧建設省土木研究所、一般財団法人 先端建設技術センターおよび民間11社の共同研究で開発されました。

特徴

  • 優れた耐震設計
    3H工法は、従来のRC橋脚で用いられてきた軸方向鉄筋の一部を、鉄骨(H形鋼材や鋼管)に置き換えたSRC構造です。従来の中間帯鉄筋の代替に、鋼材を軸方向鉄筋とスパイラル筋(細径異形PC棒鋼をらせん状に加工したもの)で囲い込んだスパイラルカラムとすることで、軸方向鋼材の座屈を拘束し、優れた耐震性を実現しました。
  • 施工の合理化
    スパイラルカラムの採用により、軸方向鉄筋および中間帯鉄筋の高所での煩雑な配筋作業を省略でき、大幅な施工の合理化を実現しました。3Hパネル(プレキャスト製埋設型枠)、昇降式移動型枠の採用によりさらなる施工の合理化を実現しました。なお、3Hパネルは30m~50m程度、昇降式移動型枠は40m以上の橋脚に適しています。