坑内の作業スペースを大幅に確保し生産性向上

上下自在連続ベルトコンベア

中断面トンネル工事において、連続ベルトコンベア設置時にも作業スペースを大幅に確保し作業の効率化を図るシステム

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上下自在連続ベルトコンベア システム概要

概要

上下自在連続ベルトコンベアは、中断面の山岳トンネル工事で用いるベルトコンベアで、従来と比較して広く作業スペースが確保できるシステムです。
搬送ベルトを高所に持ち上げる「上越しテールピース台車」と、搬送ベルトを簡易に設置できる「ブラケットフレーム」、搬送ベルトの位置を短いスパンで低所へ移設できる「カテナリーZ台車」の3つで構成されています。切羽から300m程度の区間は、ブラケットフレームにより搬送ベルトを高い位置に設置します。ベルコンの下側にも重機が走行できるようになるため、重機がより安全にすれ違うことが可能となります。

特徴

  • 作業の効率化
    ブラケットフレームの採用により、ベルトコンベア延伸の作業時間が30%短縮できます。
  • 生産性向上
    重機走行路が45%拡幅し、切羽重機の離合(すれ違い)幅を確保します。
  • 安全性の向上
    上下自在連続ベルトコンベアは覆工作業箇所(テレスコセントル)の下を通過し、人が近づけない構造のため、作業員の巻き込まれなどの事故防止に直結します。

切羽重機の離合幅確保

覆工区間レイアウト

その他

受賞 一般社団法人日本建設機械施工協会 平成28年度建設施工と建設機械シンポジウム 審査員特別賞(2016)