片持ち張り出し架設工法

PCカンチレバー工法

高橋脚・長大支間の橋梁を経済的に施工

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PC3径間連続ラーメン箱桁橋におけるカンチレバー架設状況(下山PB畑川橋)

概要

カンチレバー工法は、地上から支える支保工を必要とせず、一般に橋脚から左右にバランスをとりながら、支間中央に向かって適当な長さのブロックに区切り、コンクリートを打ち継ぎながら順次張り出していく工法です。この工法は、長大スパンPC橋の架設に際し、工事規模に対して架設設備(移動作業車)が大規模にならないため経済的であり、橋梁下の地形、河川、交通施設などに影響されずに施工が可能です。

特徴

  • 高橋脚および長大支間の橋梁が経済的に施工できます
  • 地上に支保工を設置する必要がないため、深い谷、流量の多い河川、船舶の航行する海上、交通量の多い街路上での架設が容易にできます
  • 主桁を分割して施工するため、合理的に桁高を変化させて自重を低減させることが容易にできます