電力不要の高性能熱輸送デバイス
クーリングシステム フィン&ポールⓇ
アルミニウムで構成した高性能な熱輸送デバイスにより高品質なコンクリートを構築する技術
概要
コンクリートは、水とセメントの化学反応によって硬化する際に熱が発生し、その影響でひび割れが発生する危険があります。ひび割れを制御する方法のひとつにパイプクーリング工法が挙げられますが、特に大量のコンクリートを打ち込む土木構造物では大量の水が必要になるなどの課題があります。
フィン&ポールは、コンクリート打込み後の冷却を簡便に行う高性能な熱輸送デバイスであり、小さな温度差で多量の熱輸送が可能なヒートパイプと、熱伝導性の高い金属であるアルミニウム材料による集熱パイプと放熱フィンで構成されます。電力などの動力源が不要、かつメンテナンスフリーで長期間の使用が可能な製品です。
フィン&ポールは、コンクリート打設後の冷却を簡便に行う高性能な熱輸送デバイスで、小さな温度差で多量の熱輸送が可能なヒートパイプと、熱伝導性の高い金属であるアルミニウム材料による集熱パイプと放熱フィンからなる高性能な熱輸送デバイスで構成されます。電力などの動力源は不要、かつメンテナンスフリーで長期間使用可能な製品です。
これにより、従来のコンクリートのクーリング工法に比べて、簡便に温度ひび割れのリスクを低減し、高品質なコンクリート構造物を構築します。
本技術は、日軽金アクト株式会社、日軽産業株式会社との共同開発です。
特徴
- 事前に設置したシース管内に水とフィン&ポールを挿入するだけ
フィン&ポールは、従来工法のようなクーリング期間中の通水は不要です。コンクリートの打込み後、フィン&ポールをシース管に挿入し、シース管内を少量の水で充填するだけでコンクリートを冷却することができます。 - コンクリートの冷却に電力は不要。かつメンテナンスフリーで長期間使用可能
- フィン&ポールの駆動に電力は不要で環境負荷低減に寄与します。さらに、メンテナンスフリーで長期間の使用が可能な製品です。