フィルダム・ため池の改修工法

砕・転圧盛土工法

ダム湖底に堆積した底泥土を有効活用して堤体を補修

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概要

ため池に堆積した底泥土を、そのため池の堤体の改修あるいは補強のための盛土材として有効活用するために開発された盛土工法です。この工法は、底泥土にセメントなどの固化材を添加・混合し所定期間養生固化してから、これを所定の粒径に解砕後通常土と同様に転圧することで固化処理土の変形性能を改良して、堤体の改修あるいは耐震補強のための腹付け盛土などを造成するものです。

特徴

  • ①事業の効率化・迅速化、②コスト縮減、③貯水容量の確保・少ない用地での施工、④環境保全・交通安全などの効果があります
    底泥土を材料として築堤土を製造するため、築堤土購入と底泥土処分の必要がありません。単なる改良と異なり、”初期固化-養生-解砕”というプロセスにより、強度・遮水性・変形性など当該事業と設計基準が要求する品質に合わせて設計・適合できます。築堤土の有無、底泥土処分などに左右されず、事業制約条件を予めクリアし改修を速やかに実行できます。