再生ドラム缶を活用したトンネル発破音吸音装置

ドラムサイレンサー

トンネル発破により生じる超低周波音を低減するためのシステム

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ドラムサイレンサーの概要

概要

ドラムサイレンサーは、山岳トンネル工事における発破掘削時に発生する超低周波音を大幅に低減する装置です。ドラム缶の内部に共鳴箱を組み込み、開口から取り込まれた音波を熱エネルギーに変換する仕組みで、近隣住宅の建具や窓ガラスを振動させてしまう超低周波音を低減します。
ドラムサイレンサーは設置場所や方法によらず一定の効果が得られるため、坑内作業に合わせて自由にレイアウトを変更できます。また、耐久性も高く、繰り返しの利用も可能です。

特徴

  • 近隣住民の皆さまへの超低周波音の影響を大幅に低減します
    坑内にドラムサイレンサーを200体設置することで、超低周波音を約1/5に低減します。近隣住民皆さまの負担が軽減されるため理解が得られやすくなり、円滑な工事実現に寄与します。
  • 工期全体を短縮しコストダウンが可能です
    小型化・軽量化を実現し、断面積の小さなトンネルや、設置スペースの確保が難しい初期の掘削段階から適用でき、作業員一人でも移動や設置ができます。これにより、低コストで効率のよい発破掘削が開始できます。
  • 再生材の有効活用で循環型社会に寄与します
    本体に再生ドラム缶を活用することで、再生材の有効活用と、周辺の音環境への配慮を両立します。

坑内への設置状況

この技術の施工事例