最終処分場における焼却灰の早期安定化技術

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概要

焼却灰を最終処分場に埋立てる前に、散水と通気による前処理を約40日間建屋内で行い、塩類などの溶け出しやすいものを早く溶かし出し、重金属などの溶けにくいものは炭酸化により閉じ込め、通気による好気環境で有機物の生物分解を促進します。その結果、焼却灰の安定化の効果を確認して処分場に埋め立てるので最終処分場を早期に、より安全に廃止できます。

特徴

  • 周辺環境にやさしい処分場ができます
    安定化が進んだ焼却灰を埋立てるため、処分場に埋立てた後に出てくる浸出水は低濃度です。従って、リスクが少ない安心・安全な処分場を造ることができます。
  • 処分場の廃止が早くでき、埋立完了後の維持管理期間が短くなります
    処分場に埋立てた後に出てくる浸出水は低濃度です。したがって埋立完了後短期間で排水基準を満たし、処分場を廃止することができ、水処理施設のランニングコストを低減できます。
  • 前処理施設は、ローコストでローメンテナンスです
    前処理施設はローコスト仕様で、イニシャルコストを低減します。当社開発の散水量最適化手法を用いることにより、無駄な排水を増やしません。
  • 安定化を確認した焼却灰を処分場に搬入します
    ロット管理(ブロックごとに浸出水をチェック)ができるため、所定の安定化を確認後処分場に埋立てます。所要日数が経過しても浸出水の改善が見られないブロックは、さらに改善が見られるまで前処理を行います。

前処理施設内部

最終処分場に積増ししても、前処理をしているため、浸出水の悪化がなく低濃度です

埋立完了後廃止までの期間が短いため、廃止までの水処理施設稼動のランニングコストが大幅に低減できます