標定点レスで高精度な測量を実現

斜め往復撮影ドローン

建設現場における写真測量の省力化を目指したシステム

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斜め往復撮影概念図

概要

ドローンによる空中写真測量は、面的に広範囲の計測が容易なことから、現場の省力化と生産性向上につながる技術です。
従来は、空中写真と地上の基準点を対応付けするための標定点を一定間隔で配置することで精度を確保していました。
本技術は、ドローン空撮時のカメラ角度を従来鉛直向きであったものを斜めにして往復撮影することで、これまで必要であった標定点を完全に省略することができる上、国交省の推進するi-constructionの出来形管理基準精度±50mmを確保することが可能となりました。

特徴

  • 完全な標定点レスを実現
    従来の鉛直向き撮影で生じていた高さ方向の大きな誤差を、斜め往復撮影により大幅に抑制することができ、災害現場など人の立ち入りが困難な現場でも高精度な測量が可能です。
  • 造成地向けに最適化された解析設定
    山口大学との共同研究による5000ケース以上の解析実験に基づき、造成地向けに詳細検討された解析設定を用いることで、標定点なしでも±50mmの測量精度を実現しました。
  • 即日測量、測量コストの低減
    事前準備から解析までの一連作業を簡略化し、作業時間を従来比4分の1に短縮が可能。