トンネル坑内の安全性確保と作業効率の向上が可能なシステム

連続ベルコン通過型スライディングステージ

中断面トンネル工事で連続ベルトコンベアを使用しても車両同士のすれ違いが可能

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連続ベルコン通過型スライディングステージ

概要

従来は連続ベルトコンベア(連続ベルコン)を使用すると坑内断面の30%を占有してしまい、車両同士のすれ違いが困難なことが課題となっていました。
連続ベルコン通過型スライディングステージは、ベルコン上部と接触しない高さに嵩上げしたステージ部と、ステージを移動するための装置、そしてトンネル前後方向に取り付けた車両用の乗上げ斜路の3つで構成されます。連続ベルコンをステージ下に通し、上部に車両が通行・停車できるステージを構築することで、坑内スペースを最大限活用できる仕組みとなり、車両の転回やすれ違いが容易に行えるようになります。また、坑内の安全性を確保するとともに作業効率を大幅に高めることができます。
移動はセントル(移動式型枠)を移動するためのレールを利用し、トンネル工事の進行に合わせて効率的に運用が可能です。

特徴

  • 新たな施工ヤードの構築
    移動可能なステージの使用により、トンネル進行に合わせた効率的な運用が可能になります。また、坑内に複数設置することで新たな施工ヤードが構築できます。
  • 坑内通行車両の安全性の確保
    車両の離合で駐車場所の確保により、坑内での車両運行ルールの確立が可能となり、安全性が向上します。
  • ターンテーブルの搭載が可能
    ステージ部にターンテーブルを搭載することにより、坑内での車両の転回が容易になります。

実証実験モデル

ターンテーブル搭載モデル