より良い土地開発の提案で
地権者や地域を豊かにする
開発営業大栗 松長
開発事業部は、土地を所有する地権者に対して、所有地の付加価値を高める提案を行い、周辺の土地も含めた再開発(マンションへの建て替え等)により機能的で快適な街づくりを推し進めていく部門です。一言で土地と言っても、火災をはじめとする災害に弱い木造家屋密集地域や法規制で建て替えができない家屋が混在する地域、複数の相続人による土地の共有や底地・借地など権利関係が輻輳した地域といった様々な種類の土地が存在します。大切なことは、それぞれの土地特性に合わせたプランを立案し、地権者と私たち双方にメリットが生まれるビジネスを生み出していくことです。そのためには、不燃化や耐震化、高層化等と言った機能面の提案力だけでなく、複雑な権利関係を取りまとめる交渉力も求められます。例えば、マンション建設を見据えた再開発エリアに、土地を売却したい地権者と土地を持ち続けたい地権者が混在することは珍しくありません。このような立場の数だけ存在する別々のゴールを部内や社内のメンバー、弁護士、税理士など様々なスペシャリストの協力を得ながら提示していくことが私たちの使命です。
地権者の方々と契約に至るプロセスは、短いものでも約半年、長いものになると数年を要します。時間に比例して思い入れも強くなっていくため、私たちが思い描いたプランにご納得いただき、契約に至った瞬間は大きな達成感を得られます。現在は法人よりも個人のお客様に対する提案が多いため、一個人の大切な資産を預かるという責任をひしひしと感じるとともに、感謝や労いの言葉を直接いただける恵まれた環境にあります。そこで感じるのは、徐々にお客様から信頼していただくことが増えてきたという手応えと仕事のやりがいです。もちろん、思うように成果が上がらない時や競合相手とのコンペに敗れた際には、思い悩むこともありますが、そんな時は上司や同僚がいつも相談に乗ってくれます。何より、一筋縄ではいかない難しい仕事の先にこそ、やりがいを感じられる瞬間があると、お客様から教えていただいたように思います。まだまだ一人前とは言えませんが、一人でも多くのお客様の期待と信頼に応えていけるよう、誠実に、そして正直な姿勢を貫徹して仕事に取り組んでいきたいと考えています。
大栗 松長
東日本開発事業部 城西オフィス
2016年入社/経営学部経営学科卒
高校、大学はラグビーに没頭していました。高校時代は、3年間花園出場を目指し、現在も実業団でプレーを続けています。ラグビーのチームメイトや社内の同僚たちとお酒を飲むことも趣味の一つです。
※掲載情報は取材当時のものです