新たな価値を生む企画を立案し
実現に向けたストーリーを描く
営業髙橋 とも美
フジタが取り組むビジネスのひとつに、PFI(Private Finance Initiative)があります。PFIとは、施設の設計・建設・維持管理・運営のそれぞれの業務を担う複数企業で組成したコンソーシアムがサービス提供業務を一貫して国や自治体から請け負うことで、低コストかつ高品質な公共サービスを提供するためのビジネスモデルです。そのようなPFI事業案件を発掘し、コンペ参画に向けたコンソーシアムの組成、企画立案、提案、事業運営のフォローが私の仕事になります。例えば、スポーツ施設と図書館では、提供するサービスもそれに必要なノウハウも異なります。そのため、特定の分野に長けた企業とのパートナーシップは不可欠であり、それ自体が企画の善し悪しに多分に寄与するのです。いかにしてニーズを満たす企画を立案するか?その企画に色を添えるチームをどのように組織するか?・・・それらを加味し、新たな価値提供の実現に向けたストーリーを描き、形にすることが私のミッションです。
コンペの準備期間は短くても半年程度を要します。この、長いようで限られた時間の中で、正解のない企画を煮詰めなければならないのが苦労するところです。しかし、幾度も検討し、自分のアイデアが各分野のプロに受け入れられたときや、企画が徐々に具体性を帯びてくるプロセスに、やりがいを感じています。何より、コンペの勝ち負けを左右する場面で、“フジタの髙橋”としての存在意義を発揮できたとき感じる喜びは、とても大きなものです。・・・余談ですが、建設業界は、女性が増えてきたとはいえ、他業界に比べるとまだまだ少ない存在です。しかし、少ないが故に存在が目立つことで、よって多くのチャンスを生み、多様な経験につながり、自己成長に帰結していると、最近は特に思うのです。私の夢は人を集め、にぎわいを生み、人の心を豊かにするような施設を多く手がけていくことです。女性としてその先駆者になると言うとおこがましいかもしれませんが、フジタならそんな未来を引き寄せられると思っています。
髙橋 とも美
所属部署:営業本部 企画営業統括部 企画営業部
2008年入社/生物資源科学部生物環境工学科卒
中学で軟式、高校で硬式とテニスをしてきました。大学では一転して映画鑑賞を趣味とし、最近は社会人になってから始めたゴルフに月一回程度のペースで行っています。それ以外は友人と買い物や食事をしています。
※掲載情報は取材当時のものです