滞りのない会社運営と
プロジェクト進行を陰から支える
経営管理村上 智洋
財務部は、各支店の経理担当者や営業担当者と連携して、進行中の各プロジェクトが円滑に進行できるように資金の出入りを管理し、必要に応じて、銀行などから資金を調達します。各プロジェクトの進行状況によっては、数十億円から数百億円という資金が動く場合もあるため、柔軟な対応力と判断力が求められます。また、売上金の回収をはじめとした資金回収が予定より遅れているプロジェクトなどについては、各担当者と密に連絡を取り合い、回収までの見通しを立て、資金計画の再検討を行うことも重要です。現在私は、当社の全拠点の半数以上のプロジェクトを統括する東日本支社を担当しているため、多くの拠点とコンタクトをとりながら、資金計画管理と計画実行に向けたフォローを行なっています。加えて、財務部でとりまとめた全社の資金計画を基に運転資金を調達するため、担当銀行4行との折衝業務も行なっています。私たちの業務で大切なことは、各拠点の経理担当者や営業担当者、金融機関とより良い関係を構築し、早期に正しい情報を掴み、資金過不足をコントロールすることです。資金が足りなくなれば黒字の会社でも倒産します。そのため、企業の血液とも言える資金の流れを絶対に止めないことが私たちの使命です。
プロジェクトによって扱う額の大きさは異なりますが、少ないものでも数百万円、多いものになると数十億円規模の金額を取り扱うため、些細なミスも許されません。日頃から緊張感を持って仕事に臨むことが求められます。また、金融機関との折衝では専門用語や会計ルールに関する知識が不可欠なため、先輩に意見を仰いだり、新聞やニュース、書籍を通じて知識を身に付けたりしていく必要もあります。こういった日々の積み重ねの末に立案した資金計画が実行される瞬間は、自分の仕事が各プロジェクトや会社運営の源泉になっていることを実感でき、大きなやりがいを感じます。また、様々な人々と接点を持てることもこの仕事の醍醐味であり、部内の上司や同僚はもちろん、各拠点の社員や金融機関の方々など多くの関係者とのやり取りは刺激で溢れています。今後は、相手の視点を意識した論理性と長期的な視点でビジネスを捉える計画性を養いながら、金融に関する知識により磨きをかけ、フジタのビジネスとプロジェクトを支えていける人間を目指していきたいです。
村上 智洋
所属部署:管理本部 財務部
2017年入社/法学部政治学科卒
中学、高校は卓球に打ち込み、大学では陶芸サークルに所属していました。現在の趣味は、ランニングとサウナで汗を流すことです。それ以外にも、長期の休みには大学時代の友人を訪ね、北海道へ旅行に行くことも楽しみの一つです。
※掲載情報は取材当時のものです