一流の人材が多く集う現場で
向かうべき道すじを指し示す
建築施工八波 理沙
建築の施工管理のミッションは、設計図に基づき、実際の建築物を現場で作り上げていくことです。その職務の範囲は、全体工程計画の立案に始まり、実際の工事・作業を行う協力会社の手配や、工程ごとのコンクリートや鉄筋、仮設材などの発注、現場の安全管理・品質・原価の管理など多岐にわたります。さらに言えば、現場は、役割の異なる多くの人たちが団結して初めて成り立つものなので、その現場が向かうべき道すじを示すためのまとめ役こそが、私たち施工管理が担う重要な仕事なのです。当然、自らのリーダーシップ次第で良い現場にも悪い現場にもなり、最終的には建物の出来栄えに関わるため、責任は大きなものになりますが、自分が導き出した計画通りに物事が運ぶ瞬間には、言葉にできないような満足感に出会うことができます。また、現場にはその道を究めた一流の職人さんも多く、そういった人たちと現場が変わるごとに出会えるため、常に良い刺激を受け続けることができるのも、この仕事の魅力だと感じています。
工事を計画通りに進めるためには、何より段取りが大切になります。しかし、段取りは経験と入念な準備がものを言う世界なので、自分の至らなさゆえに現場の作業を滞らせてしまったときは、歯がゆさや申し訳なさを感じます。しかしフジタには、その経験を積む機会を若いうちから積ませてくれる環境があるため、今は目の前の仕事を一つひとつ真摯にこなしながら、自己を高めていきたいと思っています。また、私はこれまで本当に良い上司と良い現場に恵まれたと感じています。とにかく雰囲気が良く、困ったときに気にかけてくれる人たちに囲まれて仕事ができたことに、心から感謝しています。だからこそ、一日も早く「八波がいれば、この現場は安心だ」と周囲から認められる存在になり、恩返しがしたいと思っています。そして、いつか、大勢の方でいつも賑わうような大規模な商業施設や、末永く街の人の役に立ち続けるような図書館などの建設を任されるような人材になっていきたいです。
八波 理沙
所属部署:広島支店 建築工事部
2012年入社/工学部建築学科卒
週末は1人でゆっくりするか、友人と買い物に行ったりして過ごしていますが、冬場は同僚や大学の友人とよくスノーボードに行っています。
※掲載情報は取材当時のものです