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FUJITA DaiwaHouse Group

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建物の企画段階でCO2排出量などを瞬時に算出  『Diet建築ナビ』で環境配慮の迅速な判断が可能に

 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:上田卓司)は、建物の企画・計画段階で、お客さまと会話しながら建物のLCCO2※1やLCC※2を瞬時に算出するシステム「Diet(ダイエット)建築ナビ」を開発し、本格運用を開始しました。
 常に蓄積、更新しているデータを元に、経済性の高い環境配慮設計・省CO2建築の推奨案を提示することができ、お客さまは環境配慮レベルに関する迅速な判断が可能となります。さらに省CO2対策への各種助成制度の情報や資金計画も含めた省CO2ソリューションを提供して、温暖化など地球環境問題に関心を持つお客さまを支援していきます。

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「Diet建築ナビ」のシステム構成


 中規模の事務所ビルではLCCO2の80%が、建設時ではなく建物の運用・維持管理時に排出されています。また、事務所・店舗・ホテルなど業務部門のCO2排出量は1990年比で40%以上増加※3しており、家庭部門とともに大幅な削減が求められています。一方、企業等においてもCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)の観点から、地球温暖化の大きな要因とされるCO2を削減する取り組みは不可欠となっています。
 建物から排出されるCO2を大幅に削減するためには、企画や基本設計段階から取り組む必要があります。当社では10年前より、基本設計段階で用いる「LCCO2とLCC算出ツール」(表計算ソフト)を開発、使用してきました。「Diet建築ナビ」はこのソフトを元に、省CO2にかかわる項目を効果の高いものに絞るとともにデータ入力を簡素化し、結果表示も分かりやすくして、企画設計段階でLCCO2やLCCの算出を概算レベルで行えるように開発したものです。営業マンや企画設計者がお客さまと会話しながら使用することを念頭に、社内で試用を重ね、このたび本格運用を開始しました。

《Diet建築ナビの特徴》
・建物用途は庁舎、事務所、ホテル、病院、商業施設、学校など8種類に対応。
・パソコンの簡単な操作で、建物のLCCO2やLCCを瞬時に算出。
・イントラネットへの接続で最新バージョンのアプリケーションに自動でアップデート。
・必須のデータ入力/選択項目は、名称、建設場所、建物用途、規模、構造、コア形式、建物グレード※4のみで算出が可能。
・建物グレードを構成する省CO2にかかわる項目をカスタマイズ化でき、その効果の確認が容易に可能。
・オンラインで過去の事例検索ができ、比較検討が可能。

 本システムは営業初期段階で活用するツールと位置づけています。その後の基本設計、実施設計、建設、運用・維持管理、改修・更新、解体・廃棄といった各段階で省CO2建築を実現するための既存システム※5と合わせて、お客さまのニーズに沿った支援を行い、省CO2建築の普及に貢献してまいります。
 また今後、本システムは詳細コストの算出や他の評価指標との関連付けなどバージョンアップを図っていきます。

※1 LCCO2:Life Cycle CO2:建設から廃棄までの生涯にわたる二酸化炭素排出量。
※2 LCC:Life Cycle Cost:建設から廃棄までの生涯にわたる総費用。
※3 1990年比で40%以上増加:京都議定書ではCO2等の温室効果ガスに係る基準年は1990年とされている。2008年速報値との間接排出量(発電に伴うCO2排出量を電力消費量に応じて最終需要部門に配分して計算したもの)での比較は41.3%の増加。
※4 建物グレード:フジタオリジナルのランク分け。最高グレードのS(LCCO2がフジタ標準建物の-30%)からA,B,C(同 +10%)のクラスまで4段階に設定。
※5 既存システム:「LCCO2とLCC算出ツール」(表計算ソフト)のほか、建築学会LCA指針、グリーン庁舎評価システム(GBES)など。

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