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FUJITA DaiwaHouse Group

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柱RC・梁Sの混合構造の一般評定を更新 設計施工指針の適用範囲を拡大し、高層ビルも可能に

 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:上田卓司)は、柱を鉄筋コンクリート造(RC造)、梁を鉄骨造(S造)とした混合構造「FSRPC-B構法※1」の適用範囲を大幅に拡大し、財団法人日本建築センターの一般評定※2を取得しました。当社は1998年に本構法の設計施工指針に関する一般評定ならびに建設大臣認定(旧38条認定)を取得していますが、建築基準法改正(2007年)に対応するため使用材料ならびに設計法を見直し、建物高さが従来の31メートルからほぼ2倍の60メートルまで可能とするなど、適用範囲を大幅に拡大して一般評定を更新したものです。
 本構法はこれまでに、比較的スパンの大きい物流施設、商業施設、病院などを中心に適用してきましたが、このたびの一般評定により、さらなる工事の省力化・短工期などのほか柱を細くできるといった、施工上およびスペース有効活用のメリットが生じ、今後は高層の事務所ビル等への用途拡大に向けた営業展開を推進していきます。

《設計施工指針の主な変更点とその効果》
① 設計法の高度化と使用材料の高強度化により以下を実現
・ 建物高さを60m(既評定:31m)までとし、高層ビルにも適用可能
・ 柱幅と梁せいの比(Dc/Db)を0.8~1.6(既評定:1.0~1.4)まで広げ、スレンダーな柱が可能
② 柱と梁の接合部の外周を型枠兼用の構造体として利用する鋼板で囲み、フープ※3を省略した「囲み板形式」の追加により以下を実現(実績値)
・ 既評定の「横補強筋形式」と比較して27%の省力化
・ 既評定の「横補強筋形式」と比較して8%の短工期化


《FSRPC-B構法の開発経緯と主な特長(既評定と共通)》
 当社は1992年に、我が国で初めて本構法をラーメン構造※4としてオフィスビルに適用して以来、以下の特長を持つ構法として継続して改良・改善に取り組み、2008年には延べ施工床面積が100万m2を超える実績を重ねてきました。
・ RC柱の柱頭(梁下)および柱脚(梁上)の外周を100mm程度の幅の鉄骨製バンドプレートで拘束して(特許取得済み)高い耐震性能を確保
・ 柱SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)と比較して40%の省力化
・ 柱SRC造と比較して25%の工期短縮
・ S造やSRC造と比較して10~20%のコストダウン
・ ブレース、耐震壁などと組み合わせて優れた耐震性の付与が可能
 
※1 FSRPC-B構法:Fujita Steel plus Reinforced Precast Concrete - Band typeの略
※2 一般評定:一定の適用範囲を定めて用いられる建築物の構工法などについて、建築基準法令その他の技術基準等に照らして、評定機関がその性能を評価するもの
※3 フープ:柱の主筋を囲って拘束する鉄筋
※4 ラーメン構造:柱と梁を剛に接合して骨組みを構成し躯体を維持する構造
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FSRPC-B構法概要図(囲み板形式)

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FSRPC-B構法「囲み板形式」実施例

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「囲み板形式」の柱梁接合部(本評定で追加)



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