ページ内を移動するためのリンクです

FUJITA DaiwaHouse Group

  • ホーム
  • インフォメーション
  • 2008年
  • 最終処分場のライフサイクルコストを4分の3に削減 ~ 散水と通気でごみ焼却灰の安定化促進、処分場が5年で廃止可能に ~

ここから本文です

最終処分場のライフサイクルコストを4分の3に削減 ~ 散水と通気でごみ焼却灰の安定化促進、処分場が5年で廃止可能に ~

 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:上田卓司)は、最終処分場に埋め立てるごみ焼却灰に対し、その性状に応じた最適な散水および通気を行う前処理によって安定化を促進し、埋め立て後の維持管理期間や費用を大幅に削減する「FASTシステム※1」を開発しました。(特許出願中)
 焼却灰の安定化とは、焼却灰から出てくる浸出水に含まれる塩類や有機物、重金属などの濃度が排水基準以下などの状態になることをいいます。開放型最終処分場の場合、焼却灰が安定化するのには埋め立て完了後20~30年を要します。その間、水処理施設の維持管理が必要ですが、本システムの採用によりその期間を5年程度に短縮でき、処分場の早期廃止※2が可能となります。また埋め立て中および閉鎖※3後の浸出水処理のランニングコストを70%程度削減でき、処分場の建設費を含めたライフサイクルコストでも4分の3程度に削減が可能です。
 一方、閉鎖型最終処分場においても、本システムと組み合わせることによりライフサイクルコストは10%程度の削減が可能となります。

 FASTシステムは、当社が2000年から取り組んできた焼却灰の安定化技術を進化させたもので、前処理施設内の100立方メートル程度に区切ったブロックごとに焼却灰を敷き均し、最適な散水と通気により以下の作用を促します。
  1.塩類などを早く溶かし出す
  2.通気して微生物による有機物分解を促進する
  3.重金属などを難溶化して閉じ込める
 前処理の期間約40日(標準)を経て、所定の安定化を確認の後に焼却灰を搬出するため、処分場に埋め立てた後の浸出水は低濃度であり、5年程度あるいはそれ以下で排水基準以下にすることができます。また処分場には安定化の進んだ焼却灰を搬入し埋め立てるため、安全・安心な処分場として周辺住民の方が受け入れやすい環境を整備することが可能となります。
 今後は本システムを活用した自治体に対する処分場建設計画実現の提案をはじめ、民間の産業廃棄物処分場への提案も積極的に行っていき、前処理施設を含む最終処分場の受注を目指します。

 

 
※1 FASTシステム:FASTはFujita's Ash Stabilization & Treatmentの略
※2 廃止:排水基準などの廃止基準を満足し、水処理施設稼動などの処分場の維持管理が必要なくなった状態
※3 閉鎖:処分場がごみで一杯になり、ごみの搬入を停止し、最終覆土を行うこと

 


FASTシステムの前処理概要

 


前処理施設の内部イメージ
(ブロックごとに焼却灰を敷き均した状況)

 


前処理施設の外観イメージ

 



2008年 インフォメーション一覧に戻る