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株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:網本勝彌)が独自開発した、湖沼の水の透明度を改善し、衰退または消失していたエビモやクロモなどの沈水植物※1群落を水底に再生するための『複合型植生浮島浄化法(フェスタ工法※2)』の実証試験が、2005年8月よりさいたま市の別所沼で行われ、独自調査の結果、アオコなどの懸濁物質濃度を1週間で約70%、1カ月で80%削減して透明度が改善され、沈水植物の浮島周辺の水底ではエビモ、ヒロハノエビモ、ヤナギモ等の生育・拡大を確認いたしました。
当社の『複合型浮島植生浄化法(フェスタ工法)』は、キショウブなどの抽水植物※3を植栽した浮島と、クロモなどの沈水植物を植栽した浮島を組み合わせて水面に設置し、その複合的な効果で水質浄化、沈水植物群落の再生を実現する技術です。主に抽水植物を植栽した浮島が初期の透明度改善に効果を発揮して水環境を改善した後に、浮島から自然に分離した沈水植物が水底で群落として再生・拡大し、浮島を撤去した後も水域の自然浄化機能の維持が期待できるものです。
今回の試験は、環境省平成17年度環境技術実証モデル事業「湖沼等水質浄化技術分野」で採択され、実証機関である埼玉県環境科学国際センターが実施しているものです。試験開始から約2カ月後に、水深1mの水底に生育した沈水植物を確認し、本年5月には水面に達するまでに成長・拡大していることから、当社のフェスタ工法が直接的な水環境改善効果をもつだけでなく、植生を再生して恒久的に水環境を維持し、生態系修復にも寄与する可能性があることを確認しました。
国内の沈水植物群落の大部分は富栄養化などの人為的な影響により消失または衰退し、絶滅危惧種とされているものも少なくありません。当社ではこれまでに湖沼などの「閉鎖性水域」の環境改善について、各種の浄化技術※4を開発してきましたが、今後もこれらの保有技術を組み合わせることで、危機に瀕した湖沼の再生に有効な手段となることを確信しております。
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