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地下2階、地上5階建てビルを曳家工法で移動

 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:網本勝彌)は大創建設株式会社(本社:東京都三鷹市、社長:石井徹)と協力して、東京都三鷹市の「大創建設本社ビル」を曳家(ひきや)工法で移動し、このたび基礎への定着工事を無事に終えました。

 本工事は、建物西側道路拡幅のため、地下2階、地上5階建て鉄筋コンクリート造(総重量4,260トン、延床面積1,817m2)のビルを、南へ0.8m、東へ5.65m移動するものです。
 当社は2002年12月に総重量約18,000トン、延床面積約8,400m2の大規模建物を105m移動する曳家工事を行っていますが、その際には基礎ごと、コロ(円筒状の鋼棒)を用いた移動装置で移動しました。
 今回の工事は、地下2階の柱下部を切断して低摩擦材を用いた移動装置に建物を乗せ、滑らせての移動です。この移動方法は、柱1本当り250トンを超える荷重を柱断面の大きさの移動装置で受けることが可能なこと、途中で移動方向を変えるのに効率的であること、などの理由により採用したものです。なお、低摩擦材の性能は、あらかじめ当社技術センター(神奈川県厚木市)で加力実験を行い、確認しています。

 建物の移動にあたっては、既存基礎の補強・増設を行い、切断した地下2階を仮設補強した上で、移動方向の各柱を連結したPC鋼棒をセンターホール型油圧ジャッキで、各柱列を同時に、約15cmずつ繰り返し引っ張りました。移動に要した日数は、移動方向変えに伴う装置類の盛り替えも含め、正味7日で完了しました。

 移動後は補強・増設した基礎の鉄筋と柱の鉄筋を緊結してコンクリートを打設し、このたび無事に構造躯体に関わる工事を終えました。
 今後は9月末の完成を目指し、設備工事、内装工事等を行っていきます。

 

【工事概要】

1.

発 注 者:丸菱建設株式会社

2.

設  計:株式会社フジタ一級建築士事務所

3.

施  工:大創建設株式会社、株式会社フジタ東京支店

4.

工事場所:東京都三鷹市上連雀7丁目

5.

工事内容:既存建物移転(重量 4,260トン)
・移動前:RC造、地下2階、地上5階、 建築面積 604m2、延床面積 2,923m2
・移動後:RC造、地上5階(一部地下1階)、 建築面積 584m2、延床面積 1,817m2

6.

工  期:2005年3月~2005年9月


工事概要図

 


地下2階の仮設補強と移動装置

 


曳家工事前の大創本社ビル

 

この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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