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建物の揺れを1/3に低減~宮城県沖の地震で免震効果を確認~

  5月26日に発生した宮城県沖の地震(マグニチュード7.0)において、当社が設計施工した免震構造の電算センター(宮城県仙台市)が設計どおりに機能したことを、地震観測データにより確認しました。建物の揺れは地盤の約1/3に低減されており、コンピュータや建物の被害は見られませんでした。

 本建物は、基礎部に免震装置を設置した、鉄骨造3層の免震建物(当時国内最大規模)で、1989年10月に免震構造評定が終了し1991年3月に完成しました。
 5月26日18時24分頃に発生した宮城県沖の地震では、本建物が所在する仙台市で震度5弱を記録し、本建物では以下の揺れ(加速度値)を観測しました。
   建物長辺方向(X方向):地盤=200.5ガル → 建物最上階=58.4ガル
   建物短辺方向(Y方向):地盤=193.5ガル  → 建物最上階=71.4ガル
 一般の建物では地盤の揺れが建物内で増幅され、上階へ行くほど揺れが大きくなりますが、本建物ではいずれの水平方向においても、建物の揺れは地盤に対して約1/3に低減されました。通常、コンピュータは200~250ガルで誤作動を生じる恐れがあるといわれていますが、今回の地震で本建物は免震効果を期待どおりに発揮し、コンピュータ機器ならびにデータの被害はありませんでした。また、地震後に行った臨時点検では、建物および免震装置類の異常も認められませんでした。

 本建物は3層の低層建物ですが、当社設計施工の鉄筋コンクリート造15階建ての高層免震建物では、芸予地震(2001年3月)の際にも大きな免震効果を発揮したデータを得ています。
 当社は、今後もより安全な建物を目指し、これらのデータを活用して技術開発や免震建物の普及を推進していきます。

 免震効果(観測結果)

【電算センターの概要】
所在地: 宮城県仙台市
構 造: 鉄骨鉄筋コンクリート造3層
免 震: 鉛プラグ入り積層ゴム および 天然ゴム系積層ゴム、最大φ1300mm 36基
用 途: 電算センター
完 成: 1991年3月
※ガル: 加速度の単位で“gal”、 “cm/s”などと表記することもある。
地球の重力加速度
1Gは980ガル。
この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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