
フジタホーム > インフォメーション > ニュース > 軽量・ローメンテナンスな折板屋根用薄層緑化システムを共同開発
発行日:2003年9月8日
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株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:原田敬三)は、株式会社ヒューネット(本社:東京都北区、社長:保坂光二)と共同で、都市部のヒートアイランド現象の改善と施設の省エネルギー化に有効な折板屋根用薄層緑化システムを開発しました。本システムは、緑化が難しいとされてきた折板屋根にも、既設・新設を問わず、簡単かつ迅速に施工できる、軽量・薄層、ローコスト・ローメンテナンスな屋根緑化技術です。(共同特許出願中) 都市部のヒートアイランド現象の緩和には緑化が有効であり、屋上緑化が推奨されています。屋上緑化は事務所ビル等の鉄筋コンクリートの屋上に設置するのが一般的ですが、同屋上部分は設備機器類を設置する空間が多くを占め、屋上緑化可能なスペースは限られています。 今回開発した折板屋根用薄層緑化システムは、必要な水のみをセラミック粒および軽量土壌に確保し、それ以外の雨水は直下の屋根面へ排出する構造として、折板屋根の排水機能を活かしました。具体的には、折板を固定するハゼ部を利用して金網を固定し、透水排水板、保水力の高いセラミック粒および軽量土壌の上に、苛酷な環境にも適応するセダム類※1の植生マットを敷設します。その結果、軽量化を実現でき、新設はもとより、ほとんどの既設建物にも簡単かつ迅速に施工できる、安価でほとんどメンテナンスを必要としないシステムとすることができました。 本システムの試験施工において、緑化未施工部との温熱環境の違いを真夏日に測定した結果、折板外部表面温度は、未施工部分が約60℃に達するのに対して本システム下部の折板で40℃未満、内部天井面温度(断熱材表面)は、未施工部分が37℃に対して本システム下部ではそれより4℃低い33℃という良好なデータを得ており、本システムを採用することで、室内の熱環境が改善されると考えています。 今後、両社は協力して、新たな緑化市場を造出し、独自の商品として積極的に営業展開を図ると共に、当社では本システムをフジタ ローコストファクトリー※2、フジタ リ・ファクトリー※3のシステムを構成する技術として位置付け、建設受注に結びつけていきます。
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| 《本システムの施工手順》(新設・既設屋根共通) | |
| ① | ハゼ取付金具を一定間隔で取り付けます |
| ② | 亜鉛溶融メッキされた金網を上記金具で屋根に固定します |
| ③ | 金網の上に再生素材であるポリプロピレン製透水排水板を敷設します |
| ④ | 透水シートを敷いた後、保水性セラミック粒を敷き均します |
| ⑤ | その上に、保水力を更に高めた軽量土壌を敷き均します |
| ⑥ | 事前に養生されたセダムマットを敷き並べます |
| ⑦ | 目土を施し、初期潅水をします |
| 《本システムの特長》 | |
| ① | 新設・既設屋根を問わず簡単で迅速な施工が可能です |
| ② | 軽量(湿潤時:50kg/m2)・薄層(65mm)のため、既設屋根でもほとんどの場合補強が不要です |
| ③ | ローメンテナンスです(散水不要、土壌の流出なし) |
| ④ | セダム類にとって必要な少量の水のみを保持し、余分な雨水は速やかに排出します |
| ⑤ | 屋根部材に直接加工をしないので防水機能を損なうことはありません |
| ⑥ | マット方式で豪雨や強風下でも安全です |
| ⑦ | 低価格で折板屋根の緑化が可能です |
| ⑧ | 混植により深みのある景観になります |
| 《工期・工費の目安》(1,000m2以上の場合) | |
| 工費: | 18,000円/m2 |
| 工期: | 2週間~ |
| 【株式会社ヒューネットの概要】 | |
| 本 社: | 東京都北区王子2丁目20番7号 |
| 社 長: | 保坂光二 |
| 資 本 金: | 141億5200万円(2003年7月末日現在) |
| 事業内容: | 液晶事業・不動産事業・建設事業・環境事業 |
| 担 当: | 環境事業本部/伊井 TEL:03-5204-3177 東京都中央区八重洲2-8-1 |
| ※1 | セダム類:多年草・多肉植物で耐乾性・耐寒性に優れ、土壌が少なく無施肥でも育成可能な植物 |
| ※2 | フジタ ローコストファクトリー:工場を中心とした低層建物の、ローコスト(98,000円/坪より)・短工期を目指す、当社オリジナルのシステム建築 |
| ※3 | フジタ リ・ファクトリー:工場のリニューアル向けに特化した設計・施工システム |
| 参考資料 (PDF 584KB) |
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