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都市部の交通渋滞を解消するアンダーパスの新工法『プレシェル工法』を開発

プレシェル工法研究会

   株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:原田敬三)、大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、社長:葉山莞児)、株式会社推研(本社:大阪市平野区、社長:本間良治)の3社で構成する「プレシェル工法研究会」は、都市部の交通渋滞解消を図る上で有効な手段となるアンダーパスの新しい構築工法「プレシェル工法」※1を開発しました。これは、都市部特有の様々な施工条件に対応しながら、安全・効率的・経済的に施工する新しい非開削トンネル工法です。

 近年、都市部の交通渋滞は慢性化し、経済活動や周辺環境に深刻な損失をもたらすことが指摘されています。そこで、国や地方自治体では、渋滞解決の有力な手段となるオーバーパス化、アンダーパス化などの交差点改良を推進しています。
 今回開発した「プレシェル工法」は、都市部で多くの施工実績を持つ推進工法によりトンネルの外殻覆工※2を構築するもので、幅広い施工条件に対応できるトンネル工法です。以下に示すような、従来の非開削工法である函体推進・牽引工法やエレメント推進工法では施工が困難とされていた厳しい地盤条件でも、経済的・高精度・高品質に施工できます。
 ・地下水位の高い玉石混じりの砂礫地盤
 ・軟弱な粘性土地盤、緩い滞水砂層
 また、施工延長は数十mから200m程度、土かぶりも1m程度から30m程度まで対応が可能です。

 

【工法概要】
 プレシェル工法は、一般に「外殻先行方式」と呼ばれるトンネル構築法で、その施工手順は次のとおりです。

トンネルの外殻覆工を複数の小断面トンネルで構成し、推進工法で掘削する

小断面トンネルは内径φ800mm~3,000mmの推進工法で掘削します。

推進管はヒューム管ではなく、継手一体型の欠円形鋼製エレメントを使用します。

隣接する小断面トンネルを接続・一体化し、外殻覆工を地中で完成させる

各鋼製エレメントの内部を横断する鋼材を配置し、コンクリートを充填して鉄筋コンクリート構造の外殻覆工とします。

外殻覆工の内部を掘削して仕上げる

覆工内部の掘削はバックホーなどの汎用掘削機で行います。

 

 

【工法の特長】

地盤変状が少ない

小断面トンネルを掘削する推進工法は、都市部での優れた実績に裏付けられた、周辺地盤への影響が少ない工法です。

適用範囲が広い

小断面トンネルの配置を変え、矩形、円形、アーチ形状等、任意のトンネル断面を施工できます。

優れた施工実績に富む推進工法により、広範囲の地盤条件で長距離を高精度に施工できます。

土かぶりの大きい条件下での施工が可能です。

経済的である

小断面トンネルを接続・一体化して外殻覆工とするので、掘削が一工程で済み、最小の掘削断面にできます。
 (従来は、トンネル断面の外側にパイプルーフなど仮設の防護工を施工、あるいは
  仮の防護管設置後に本設のコンクリートボックスを施工、などとしていました。)

小断面トンネルの接続部は止水性が高く、都市トンネルで比較的大きな工事費比率を占める止水目的の地盤改良を省略できます。

小型掘進機で反復施工するので、掘削機械費を低減できます。

 

 

【工期・工費】
 在来の非開削工法と比較して、次のメリットがあります。

  工 費:10%~25%程度のコストダウン

  工 期:15%~30%程度の工期短縮

 

 

 本工法は、道路や鉄道直下のアンダーパストンネルをはじめ、地下連絡通路、地下鉄駅舎部、地下駐車場や、小規模河川の横断部などへの適用も可能です。
 今後は、研究会各社で施工実績を積み重ね、工法協会等の設立を視野に入れながら交通渋滞の解消、周辺環境の改善に積極的に提案し、都市再生事業やインフラ整備に貢献していきます。

 

※1

プレシェル工法:Pre(予め)-Shell(外殻を作る)意味の造語

※2

外殻覆工:トンネルの周囲を囲み、土圧・水圧などに対抗する壁構造のこと

 

 

 

 

 『プレシェル工法』のイメージ図

 『プレシェル工法』の特長

この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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