株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:原田敬三)は、光触媒(二酸化チタン:TiO2)によるセルフクリーニング効果を活かした、建物外壁や窓ガラス等の汚れを防止する「フォトプロテクト工法」(商標登録済、特許出願済)を開発し、多くの建物での試験施工によりその効果を確認するとともに、顧客からの高い評価を得てきました。
この度、本工法の協力提携会社である光触媒メーカーの石原産業株式会社(本店:大阪市西区、社長:田村藤夫)と、光触媒応用製品で広範囲な特許をもつ東陶機器株式会社(TOTO)の子会社である東陶フロンティアリサーチ株式会社(本社:神奈川県茅ケ崎市、社長:肥後隆)との間で、セルフクリーニング関連特許の実施許諾契約が締結されました。このことにより、石原産業の指定施工企業の一つである当社が「フォトプロテクト工法」を全国で実施できる環境が整備され、新展開が可能になりました。今後当社は社内の営業体制と施工体制を強化して、同工法を需要が増大しているリニューアル市場や新築物件に積極的に提案してまいります。
雨や埃などによる建物の外壁等の汚れは美観を損ない、資産価値を低下させるため、定期的な清掃が必要となり、維持管理に多大な費用を要します。そのため建物所有者は、汚れを防止し、長期にわたって美観を保つ外壁を望むことが多くなってきています。
いくつかある外壁汚れ防止工法の中でも、光触媒をコーティングする工法は汚れ防止効果や耐久性に優れており近年注目されています。光触媒はわが国が世界に誇るナノテクノロジーの代表的技術であり、太陽光を受けた光触媒の超親水性現象によって顕著な汚れ防止効果を発揮します。当社はこの点に着目し、石原産業の協力を得て2001年4月より技術開発を開始し、施工現場において、吹付けタイルなどの塗装、金属パネル、磁器タイル、窓ガラスなどの面に、基材を保護するためのアンダーコートおよび光触媒を含むトップコートを噴霧器によりコーティングする「フォトプロテクト工法」を実用化しました(磁器タイル、ガラスはアンダーコートなし)。
開発・実用化に際しては、当社技術センターでの性能評価試験および曝露試験、30件以上の各種施設における様々な外壁面での試験施工によって性能を確認し、これらにより培った各種ノウハウに基づいた「フォトプロテクト工法施工マニュアル」を策定しています。性能を十分に発揮させるためには、信頼のおける施工技術と的確な施工管理が不可欠であるため、同施工マニュアルに基づいた社内教育により、施工体制を順次拡充しています。
今後は、「フォトプロテクト工法」の適用範囲をさらに拡大していきます。また、本社および全支店で本格的にリニューアル市場への営業展開を図るとともに、本工法を当社の差別化技術として新築物件へ積極的に提案することで、建設受注の拡大につなげていきます。
<本工法の特徴>
・ 汚れ防止効果が大きく耐久性に優れています。
・ 防菌効果によりカビが発生しません。
・ 透明性が高く基材の意匠性を損ないません。
・ どのような色の基材にも施工可能です。
・ 長期維持保全計画におけるライフサイクルコストを低減させます。
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