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~パソコンで、解析結果をビジュアルに、短時間で表示~
多層床の振動解析システム「揺れイザーⅡ」を開発

株式会社フジタ
前田建設工業株式会社

   株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:原田敬三)と、前田建設工業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:前田靖治)は、設計段階で多層床の振動をパソコンで、簡便、短時間、かつ高精度に解析できるシステムを共同で開発しました。

  近年、環境振動に対する意識の向上とともに、建物の付加価値を高める振動低減対策が設計段階から要求されています。

  具体的には、大スパン化により揺れやすくなる共同住宅やオフィスビルなどの床の居住性検討、複合ビルや研究施設、精密機械工場などで、上下階あるいは同じ階に振動発生源とその影響を受ける機器などがある場合の振動伝播の検討、オフィスから住宅への用途転換を目的とするリニューアルにおける居住性の検討、さらには交通振動など外部からの影響の検討などです。

  今回開発した「揺れイザーⅡ」では、1999年に発売した「揺れイザー」が持つ平面的な床振動解析機能を、多層階間の振動伝播まで扱えるように拡張し(最大層数5層・2×2スパン)、間柱や壁の影響も考慮した解析を可能としました。さらに、コンプレッサーなどの機器を防振装置に載せた時の検討や、交通振動を振動源とする解析などの機能拡張も行いました。

  「揺れイザーⅡ」の解析時間は、入力・解析・結果の表示まで10分程度と極めて短く、パソコン上で各種評価基準による居住性能の評価図、3次元の振動モード図などを表示して、視覚的に結果を確認できます。したがって短時間の内に、条件設定を修正しながら数ケースの検討を行うことが可能です。

  フジタおよび前田建設工業では、100件以上の実測データによる「揺れイザー」の検証を行ってきました。その豊富な実績に基づいて開発した「揺れイザーⅡ」を住宅や工場などへの提案や、オフィスビルを用途転換するリニューアル提案などへ、積極的に活用していく予定です。

  なお、「揺れイザーⅡ」はメロンテクノス株式会社が外部販売を行います。価格は 標準機能75万円、オプション機能23万円(いずれも消費税抜き)を予定しています。

「揺れイザー」と「揺れイザーⅡ」の主要機能比較]

  揺れイザー 揺れイザーⅡ
対象床 1層床スラブ 多層床スラブ(最大5層)
動的外乱 床スラブへの直接荷重(歩行時、飛び跳ね時など各種荷重を用意) 床スラブへの直接荷重(歩行時、飛び跳ね時など各種荷重を用意)
構造部材 スラブ、大梁、小梁 スラブ、間柱、大梁、小梁、
解析機能
  • 固有値解析
  • 時刻歴応答解析
  • 固有値感度解析
  • TMD解析
  • 固有値解析
  • 時刻歴応答解析
  • 交通振動解析(オプション
  • 防振装置付機械振動荷重(オプション)
  • TMD解析(オプション)
応答出力点 任意の2点の変位、加速度 任意の2点/層の変位、加速度
表示機能

・2次元モード図表示

・各種居住性能曲線との比較

 

3次元モード図表示

・各種居住性能曲線との比較

 

太字は機能拡張した項目

*TMD(Tuned Mass Damper): 動吸振器。付加的錘と付加ばねから構成された、床振動を低減させるための装置
この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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