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発行日:2002年9月5日
ガラス防火安全区画システム『FRAGS』を
医療福祉施設のリニューアル市場へ展開
株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:田村宏明)は、建設ライフサイクル事業の一環として、他社に先駆けて開発を進め、多くの実績を積み重ねてきた防火区画ツールと、水平避難を基本とした最適設計システムを組合わせたガラス防火安全区画システム『FRAG’S』を、今後高いニーズが見込まれる医療福祉施設のリニューアル市場へ営業展開を図っていきます。
2000年6月に施行された建築基準法改正をうけた性能規定化の動向の中で、防火区画の性能は、延焼を遮断する開口部(窓、防火戸)の隙間の処理や、間仕切壁の裏側の放射熱をいかに遮断できるかにかかっています。通常、防火区画にはコンクリートの壁、乾式耐火間仕切壁、開口部には網入りガラス、鋼製ドア、防火シャッターなどが使用されています。しかし、それらを延焼遮断性能(遮煙性、遮炎性、遮熱性)等の防火性能の面で性能規定化のISO基準に則った耐火性能評価試験を行っても、その性能を十分に満足しているとは言えません。
『FRAG’S』は、防火区画を構成するそれぞれのツールに関して、指定性能評価機関の耐火性能評価を受け、国土交通省大臣認定を取得しています。『FRAG’S』のツールと現在使用している防火扉や耐火間仕切壁を置き換えて用いることで、火災時の安全性を向上させることができます。当社施工の商業施設、集合住宅をはじめとして900件を超える物件に『FRAG’S』を適用し実績を重ねてきました。
防火技術分野に関する性能規定化が進んでいる中で、自力避難が困難な人の多い医療福祉施設などに関しては、まだ性能設計法の適用範囲外とされていますが性能規定化なみの仕様は市場から求められています。そこで当社は、これまでの実績をもとに、医療福祉施設に対して、火災時の水平避難を基本とした、機能性と意匠性に優れたガラス防火安全区画システム『FRAG’S』*1を火災時での安全性とコストパフォーマンスを考慮した最適設計システムとして提案していくことにしました。特に、市場性の高い既設の医療福祉施設などへ、防火扉などのツールの交換から避難計画手法の提案、病室フロアーの全面改修に至るリニューアル対応を中心とした営業展開を進めて行く方針です。
※1 ガラス防火安全区画システム『FRAG’S』について
防災拠点構想のある医療福祉施設の建物の火災対応技術として、耐火構造設計上ならびに避難安全計画上の基盤となる技術です。耐火構造設計上では、火災時に建物内の延焼拡大を防止し建物の倒壊を防ぐ技術、避難安全計画上では、火災時に避難者(健常者、自力避難が困難な人)の避難経路を確保し、建物内で一時待避させて避難者を守る技術として重要な役割を果たします。
このシステムはガラスの耐火間仕切壁とガラス防火戸で防火区画を構成しています。また、火災時の水平避難を基本としており、避難者が避難階段に至るまでに3次安全区画以上の防火区画を構成し、避難者の人命と財産を守るための火災安全性とコストパフォーマンスを両立させた最適設計システムです。
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『FRAG’S』:Fire
Resistance Architectural Glass System
※水平避難:
火災時の建物の避難手法で、車椅子利用者等の自力避難が困難な人を、同一階の安全な避難区画に待避させて、避難者の安全を守る避難方法のこと。
※防火区画ツール(ガラス防火戸&ガラス耐火間仕切壁)
ガラス防火戸:ガラスは耐熱板ガラスとガラスブロック、フレームは耐火性能を有した部材から構成
され、常時閉鎖型の火災時に閉鎖不良を起こしにくい防火戸です。また、採光性に優れています。
ガラス耐火間仕切壁:ガラスは遮熱型ガラス、フレームは遮熱性能を有する建具により構成され、コンクリートの壁と同等の耐火性能を有しています。また、採光・遮音・遮熱性に優れています。 |
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【特長】
(日常時)
- 閉鎖された建物内部を、透過性のある区画で構成し、明るい空間に演出します。
- ドアの向こう側が目視できるので、出入り口での出会い頭の衝突を防止します。
- 通常コンクリート等で耐火区画された避難階段を、透過性のある区画とし、入院患者、病院スタッフ等が避難経路を確認できます。
- 設置時に、ガラスのドアと防火戸等を併設して設置する必要がなく、点検の必要もないため、イニシャルコスト及びランニングコストを合せて縮減することができます。
(火災時)
- 透過性のある区画を通して避難者が自ら安全な避難経路を選択できます。
- 消火活動時に、透過性のある区画を通して火災室の火災状況および、一時待避場所の避難者の確認が可能となり、安全な消火ならびに救助活動ができます。
- 既存の建物に、ガラス防火安全区画システムを適用(リニューアル)し、火災時の安全性をより向上させることが可能になります。
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