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新築マンションなどのシックハウス対策に効果を発揮
室内汚染化学物質の低減化システム「ディクリス」を開発

株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:田村宏明)は、シックハウスの原因となる室内汚染化学物質を短期間で低減化する新システム「ディクリス」※1を開発し、自社施工マンションで効果を確認しました。

「ディクリス」は、従来からこれらの室内汚染化学物質の低減化を目的として行われている 「ベイクアウト」という方法を応用・発展させた低減化システムです。(特許出願中)

新築やリフォーム直後の住宅で、入居後に「目が痛い」「咳が出る」などの症状が出る現象、いわゆるシックハウスが問題となっています。原因は新建材等から発生する化学物質とされており、ホルムアルデヒド※2やトルエン,キシレン,パラジクロロベンゼン等※3の揮発性有機化合物 (TVOC)が挙げられます。
これに対し「品確法」に基づく「日本住宅性能表示基準」※4の運用が今年10月に開始され、低ホルムアルデヒド仕様の建材を使用する建物も現れてきました。しかし部屋が狭いなど、種々の原因でホルムアルデヒドやTVOCの空気中濃度が厚生省指針値を超える場合があり、低減対策が必要となることがありました。
化学物質の空気中濃度が高い場合は、換気扇や窓開けによる換気、空気清浄機の利用等の対策が行われていますが、これらの物質は建材の内部から発生することもあり、その濃度を短期間に低減することは困難でした。
一方、急速な低減を目的とする、ベイクアウトと呼ばれる方法が一部で実施されています。ベイクアウトは室内を40℃まで加温し、その状態を長時間(10~30時間)維持、建材中の化学物質を揮発させた後に換気を行うものです。しかし建物の工事工程の問題や、加温による建具や内装材の変形・変色への懸念から、竣工間際に実施することは困難とされていました。

今回開発した「ディクリス」は、化学物質の濃度測定値に基づきベイクアウトの加温温度、加温時間、換気時間を設定し、1日に1回の加温・換気を数日間繰り返す新しい方法で、以下の特長があります。

《ディクリスの特長》 1)1回の加温時間が6~8時間と短く、他の工事への影響が少ない
 通常の作業時間内に部屋単位で行うので、他の工事との工程調整が容易であり、工期中に実施・完了することが可能です。
2)加温温度が35℃以下と低く、仕上げ材への影響がない
 湿度等の調整により、加温温度を35℃以下の生活温度帯で効率よく行うことを可能とし、建具や内装材への影響をなくしました。
 なお「ディクリス」は、一般的には内装工事後に実施しますが、目的によって内装工事前に実施する場合もあります。  フジタでは自社施工した新築マンションで十数件「ディクリス」の実績があり、いずれも室内のホルムアルデヒドおよびTVOCの濃度を厚生省指針値以下に低減しています。また、ディベロッパーや入居者の方からも「いやな臭いがしない」等の好評を得ています。  今後は健康住宅仕様マンションを中心に、高い品質や快適で安全な居住空間を提供するため、「ディクリス」を積極的に提案していきます。
※1 「ディクリス」:英語「DECREASE-低減」を語源とした、本システムの名称。
※2 ホルムアルデヒド:厚生省指針値 100μg/m30.08ppm)(平成9年6月 制定)
合板やフローリング材に多く含まれる。目や喉に刺激がある。発癌性がある。
※3 トルエン:厚生省指針値 260μg/m30.07ppm)(平成12年6月 案)
接着材や塗料に多く含まれる。刺激臭がありのどや目を刺激し咳が出る。
キシレン:厚生省指針値 870μg/m30.20ppm)(平成12年6月 案)
接着材や塗料に多く含まれる。刺激臭がありのどや目を刺激し咳が出る。
パラジクロロベンゼン:厚生省指針値 240μg/m30.04ppm)(平成12年6月 案)
防虫剤に多く含まれる。皮膚への刺激がある。
※4 品確法に基づく日本住宅性能表示基準:「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(平成12年 4月1日施行)第3条第1項の規定に基づき、住宅の性能に関する表示の適正化を図るために、建設大臣が定めたもの。(平成12年10月3日 実施)
この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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