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鉄骨造並の建て方で大幅な工期短縮と省力化を実現
柱RC・梁Sとするハイブリッド構造の工業化工法「FSRPC-B構法」
設計・施工指針に関して建設大臣の一般認定取得

  株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:藤田一憲)は、柱はプレキャスト鉄筋コンクリート(RC)造、梁は鉄骨(S)造とするハイブリッド構造*1の工業化工法「FSRPC-B構法」を開発し、この度、この設計・施工指針に関して建設大臣の一般認定(建設省東住指発第306号:平成10年8月7日)を取得致しました。

  このような異種構造部材によって構成されるハイブリッド構造では、鉄骨造の梁から柱梁接合部を介してRC造の柱へかかる力をいかに合理的に伝達させるかが最も重要な課題になっていました。当社が開発した柱梁接合部の構造ディテールは、柱の柱頭、柱脚のコンクリートの周りを100mm程度の幅の鉄骨バンドプレートで拘束したもので、施工性にすぐれた非常にシンプルな構造となっています。また、構造性能は柱を鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造とほぼ同等であることを確認しています。

<「FSRPC-B構法」の設計上の主な特長>
・ RC造の梁に比べて、軽量で梁せい(梁の高さ)が小さくて済むので、建物の天井を高くしたり、スパンを広げるなどの自由な空間の設計が可能です。
・ 従来は柱をSRC造としなければならなかったものも、RC造の柱で設計可能です。
・ 31mまでの高さの建物を建設することが可能です。
・ 耐震要素としてRC耐震壁に加えて、S梁との接合が容易な鉄骨ブレースも適用可能です。
・ 柱梁接合部の帯筋は、建築基準法では□形のような閉鎖型でなければならなかったのに対し、簡易な差し筋タイプでも可能となりました。
・ 当社の設計・施工だけでなく、他社設計事務所でも本設計指針に基づく設計が可能です。

また、当社は様々なプレキャスト(PCa)工法の実績を持っていますが、今回もPCa化による施工を取り入れたことにより、次のような利点があります。
・ 在来のSRC造やRC造に比べて約25%の工期短縮と約40%の省力化が可能です。
・ SRC造に比べて15~20%のコストダウンが可能です。
・ 2層1節PCa柱(2階分の柱を1つのPCa部材)としてPCa部材どうしの接合箇所を半減させるなど鉄骨造並の多層階建方が可能で、狭い場所でも施工可能です。
・ 工期短縮、工事用車両の減少により、騒音・振動・塵埃が減少します。


  当社は、本構法を1991年にPCa工法としては我が国で初めてオフィスビルに適用して以来、免震建物を含む6件の実績があります。今回建設大臣の一般認定を受けたことにより、通常2~3ヶ月要していた(財)日本建築センターでの評定作業がなくなり、設計期間の大幅な短縮を図ることができます。今後、ショッピングセンター、事務所、倉庫、工場等、特に、スパンの大きい様々な用途の建物への採用を積極的に推進していく予定です。

*1:ハイブリッド構造
…柱RC・梁S構造は、合成構造、複合構造あるいは混合構造と呼ばれていたが、1993年4月~1998年3月に実施された日米共同研究より、ハイブリッド構造と呼ばれることが一般的となった。
この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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