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鉄骨鉄筋コンクリート造建物の施工性向上・省力化を推進する
柱・梁接合部「U字形差し筋構法」を実用化

株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:藤田一憲)は、鉄骨鉄筋コンクリート造の柱・梁接合部の鉄筋施工をユニット化した「U字形差し筋構法」を開発し、(仮称)ニッセイ大宮桜木町ビル新築工事において実用化しました。なお、本構法は昨年11月、建築センター構造評定(本年1月建設大臣認定)を取得しております。 柱の配筋は、主筋の周りを囲むように帯筋*1を巻くことが建築基準法で定められています(図1)。しかし、柱・梁接合部には鉄骨があるため、帯筋をL型に4つに分割して、それらを鉄骨にあけた孔に挿入し、分割した帯筋同士を溶接して四角形に一体化するなど、作業が極めて煩雑でした。 この度実用化した「U字形差し筋構法」は、帯筋の代わりに、U字形をした複数の鉄筋を縦にまとめてユニット化したもので柱主筋を拘束し、コンクリートと一体化する構法です(図2および写真)。これにより、鉄骨梁に帯筋を通すための孔加工が省略され、梁を通した帯筋の溶接が不要になるので、工期が短縮できます。また、U字形差し筋をユニット化することにより、鉄筋間隔の確保や配筋作業の省力化が可能となります。 なお、本工事においては、180個所の柱・梁接合部に適用し、6,300個所の鉄筋溶接を不要とする事が出来ました。これにより鉄筋工事として約2割の省力化が図られました。
また、耐震性能についても、当社技術研究所での実験で十分な基準を満たしている事が確認されています。

<本構法の特長>
1) 煩雑な配筋作業が改善された。…工期短縮
2) 鉄骨梁の孔加工が不要。…工期短縮
3) 天候に左右され、危険な高所で行われる溶接作業が不要。…省力化
4) ユニット化による配筋の均一性、配筋精度の向上。…品質向上
本構法は、今回実用化したような鉄骨鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁をはじめ、柱・梁の両方が鉄骨鉄筋コンクリート造の建物や、柱が鉄筋コンクリート造、梁が鉄骨造等のハイブリッド(合成)構造の建物にも適用できます。今後、フジタは品質の向上と工期の短縮を目指した設計および施工技術の開発を推進するとともに、将来の性能規定型設計法への対応も積極的に図って行きます。 * 1帯筋…(鉄骨)鉄筋コンクリート柱の主筋に所定の間隔で巻き付けた水平方向の鉄筋。
【(仮称)ニッセイ大宮桜木町ビル新築工事の概要】
施工場所:埼玉県大宮市桜木町1丁目11-9他
発注者:日本生命保険相互会社
設計者:株式会社フジタ関東支店一級建築士事務所
施工者:株式会社フジタ 関東支店 他3社JV
工 期:1996年(平成8年)10月~1997年(平成9年)10月
工事内容:鉄骨鉄筋コンクリート造
敷地面積1315.86m2 建築面積935.61m2
延床面積8703.13m2 建物高さ 36.45m
階 数 地上9階、地下1階、塔屋2階
用 途 事務所
この件に関するお問い合わせ
株式会社 フジタ
広報部
Tel.03-3402-1911
Fax.03-3796-2346
e-mail.info@fujita.co.jp

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