この度、弊社は、当期を初年度とする『中期経営改善計画』を策定いたしましたのでご報告いたします。また本計画の実施に伴い、平成11年3月期業績予想を修正いたします。
Ⅰ.『中期経営改善計画』の策定について
弊社は、平成9年8月に発表いたしました「経営改善計画」に基づき、企業体質の改善に努め、着実な成果をあげてまいりましたが、建設業を取巻く環境が一層厳しさを増している状況の中で、弊社は経営基盤の抜本的強化の早期達成を急務と考え、当初計画を大幅に見直し新たに『中期経営改善計画』(平成11年3月期~平成15年3月期
5カ年)を策定いたしました。
本計画においては、確実に収益を確保する体質を構築していくとともに、抜本的な企業体質の改善を一気に達成するため、平成11年3月期決算において不良債権の一括損失処理を行うことといたしました。
既に、中間決算発表時に当期約1,500億円の損失処理についてご報告いたしましたが、さらに処理額を増やして総額約2,800億円の損失処理を行うこととし、不良債権処理を完了すべく計画しております。
このため、弊社自己資本等による損失処理に加え、本計画の実現のため、株式会社さくら銀行様、株式会社東海銀行様の主力取引銀行ならびに主要取引銀行4行様に合計1,200億円の債権放棄(弊社にとっては債務免除)を依頼申し上げております。
『中期経営改善計画』の概要につきましては以下の通りであります。
(詳細は別紙をご参照ください。)
[中期経営改善計画の骨子]
(1)受注に対する考え方
厳しい受注環境を踏まえ、建設受注目標を5,000億円を基準として計画しております。
(2)工事益に対する考え方
プロセス・リエンジニアリングを活用した生産コストの削減により、5年間で0.9%の
工事益の向上を図ります。
(3)経営コストの削減
- 人員の削減
平成14年3月期までに3,900人体制とする。
(平成10年3月期比 1,203人削減)
- 一般管理費の削減
平成15年3月期には300億円までに削減。
(平成10年3月期比 144億円削減)
- 役員数の削減
現行の30名から15名に削減(50%削減)
(4)有利子負債削減計画
平成15年3月末 4,638億円まで削減
(平 成10年3月末比 1,220億円削減)
(5)販売用不動産について
平成15年3月末 約2,000億円
(平成10年3月末比 約1,557億円削減)
(6)関係会社の統廃合
グループ全体での有利子負債削減と収益力強化をめざし、関係会社の整理・統廃合を進めて
まいります。
[平成11年3月期損失処理の内容]
平成12年3月期より実施される新連結決算をにらんだグループ全体の財務体質の改善とともに、弊社経営の懸念事項の一掃を図るため、今期に約2,800億円の一括損失処理を行います。
《平成11年3月期の損失処理の内容》
Ⅱ.平成11年3月期業績予想の修正について
上記『中期経営改善計画』の実施に伴い、平成11年3月期(平成10年4月1日~平成11年3月31日)の単独業績予想については平成10年11月17日中間決算発表時の予想を、連結業績予想については平成10年6月22日連結決算発表時の予想を下表のとおり修正いたします。
1.平成11年3月期単独業績予想
2.平成11年3月期連結業績予想
連結業績の修正理由は、単独業績において『中期経営改善計画』による損失処理を実施し当期損失を計上するためであります。
以 上