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FUJITA DaiwaHouse Group

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セシウム含有の除染排水処理(FOWM)システムを開発 ~現地での精度の高い除染排水処理を実現~

株式会社フジタ

 

 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:上田卓司)は、福島県内の除染現場から発生する放射性セシウム含有の除染排水を作業現場で処理し、同時に処理水の放射能濃度を監視する可搬式の「水質監視型オンサイト除染排水処理システム」(FOWM1システム)を開発しました。小型で機動性が高く、住宅街や狭い路地での除染作業に適用でき、濁度計と水中放射線測定器を併用設置することで、より精度高く安心な排水処理管理が可能です。
 本システムは除染排水を貯留する原水槽、排水中の懸濁成分を除去する凝集沈殿槽、残留する小さい懸濁物を除くためのろ過槽、さらに処理を終えた水を貯留しモニタリングを行う処理水槽から構成されます。処理水槽には水中の濁度を計測する濁度計2、放射線量を測定する水中放射線測定器を設置し、それらの計測数値を用いて水中の放射能濃度を監視します。また放射性物質が濃縮される汚泥は吸引機で回収することでより安全に土のう袋等に回収することができます。
 今回、装置・機器類を小型で軽量なものを選定しユニット化することにより、1トン車に搭載可能なコンパクトなシステムとしました。4トン車などに搭載する従来の可搬式排水処理システムに比べ、機動性が高く、必要時に容易に車両に搭載できるため、住宅街、狭い路地等での除染作業やスポット的に発生する比較的少量の除染排水の処理に適しています。
 また本システムでは、処理水槽に濁度計および水中放射線測定器を併用設置することも大きな特徴です。設置した濁度計および水中放射線測定器の指標はそれぞれ数分程度で測定が可能であるため、水槽内の処理水放射能濃度が管理基準値以下であることを常時確認して放流することが可能です。水中の放射能濃度を間接的に監視する濁度計だけでなく、放射線量を直接測定する水中放射線測定器も設置することにより、それぞれの測定器の特長を生かしながら作業現場でより精度が高く、より安心な排水処理管理が可能となりました(特許出願中)。
 今後は除染業務等から発生する小規模排水の処理だけでなく、除染廃棄物等の焼却や分級、洗浄といった中間処理にともなう排水処理の水質管理も含め本システムを適宜活用していくことにより、安心・安全な除染の推進に努めてまいります。

※1 Fujita's On-site Waste water treatment with water quality Monitoring
※2 濁度: 水中の濁りを表す指標。放射性セシウムの多くは、土壌粒子に強く吸着した状態で存在し、水にほとんど溶出しないため、除染排水中の濁りと放射能濃度には相関関係があります。




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