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FUJITA DaiwaHouse Group

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シールド現場で多様な環境対応技術をシステム化~「フジタ高環境シールド」を確立~

 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区 社長:上田卓司)は、砂町シールド作業所※2CO発生量を常時監視するシステム「FCMS」※3を導入し、施工中に省エネ対策を実施するとともに、COを個別に削減する技術として立坑クレーン電力回生、現場内に太陽光と風力発電、坑内LED照明、掘削土砂の脱水に高圧薄層フィルタープレスを設置するなどの環境対策を実施しました。この結果、施工中のシールド工事でCO削減量88ton(全体工事量の5%)という数値化による改善効果を実証し、「フジタ高環境シールド」としての環境対応システムを確立しました。これは日本下水道事業団発注の雨水放流渠工事において様々な高環境技術を適応したものです。
 シールド工事では、切羽のシールド掘進機や坑内の掘削土流体輸送設備、地上のずり処理設備など多くの施工機械や設備を有し、大量の電力を消費するものの、消費電力は月毎の総量でしか管理されていない現状でした。また、省エネ活動もアイドリング防止や消灯など定性的な取り組みが多く、定量的に効果を検証する手段がありませんでした。
 このため「見える化」による電力と燃料消費の一元管理、エネルギー回収、汚泥減量化といった技術を組み合わせて「高環境シールド」として工事の省エネ化を図っていくものです。個別の技術は以下のとおりです。

 

■適用技術概要説明

1)COモニタリングシステム「FCMS」

①電力モニタリングシステム

 

 

本システムは現場全設備の電力使用情報を現場事務所で「見える化」する技術で
各種データをサーバーに蓄積、一元管理します。当現場ではこれにより、坑内水
替工に使用するバキューム設備が日常的に空運転している状況が発見され、無駄な消費をしないよう間欠運転に切替え是正しました。(坑内水替工消費電力10%
低減)

②バックホウ燃料消費モニタリング

 

 

坑外のずり出し設備で使用するバックホウに重機モニタリングを設置し、エンジンからのCO2ガス排出状況を把握することで、オペレーターに省エネ運転を動機づけました。

2)個別CO削減技術

①立坑クレーン電力回生システム

立坑クレーンがセグメントを降ろす際、巻き下げ時に発生する回生エネルギーを他の機械設備電源に再利用。(クレーン消費電力30%低減)

②事務所太陽光発電システム

現場事務所2棟に太陽光パネル92枚を設置し、事務所電源に再利用。
(月間2500kWh程度の発電)

③現場内風力式発電機

直径1.7mのブレード式小型風力発電を設置し、発進立坑照明に再利用。

④坑内LED照明

坑内の仮設照明延長1500mにLED蛍光灯を採用。(坑内照明消費電力50%低減)

⑤高圧薄層フィルタープレス

掘削土砂の脱水には「高圧薄層フィルタープレス」を導入し、脱水後に発生する汚泥(二次処理土)の量を削減し、搬出ダンプの使用燃料を削減。


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※1
フジタ高環境シールド
 「高環境シールド」商標登録済み(登録第5456167号)

※2【砂町シールド工事概要】

 

工事名称

東京都砂町再生センター雨水放流渠工事

 

工事場所

東京都江東区新砂3-9-1砂町水再生センター内

 

発 注 者

日本下水道事業団

 

施 工 者

フジタ・佐藤・株木特定建設共同企業体

 

工  期

平成23年2月3日~平成25年3月15日

 

工事概要

泥水シールド工法、仕上り内径7,100mm、延長1,539m

※3「FCMS」
 Fujita CO2 Monitoring System


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