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    <title>株式会社フジタ:エグゼクティブコンサルタント</title>
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    <updated>2009-11-30T08:17:38Z</updated>
    <subtitle>株式会社フジタは、建築、土木といった建設業の枠にとどまらず、独自の高い技術力と提案力、都市再生事業で培ったノウハウを駆使して、お客様に新しい価値を提供する総合建設会社です。</subtitle>
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    <title>今川　望</title>
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    <published>2009-07-08T08:09:26Z</published>
    <updated>2009-11-30T08:17:38Z</updated>

    <summary>【やりたいことは、決まった】 　1970...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【やりたいことは、決まった】</h5>

<p>　1970年、大学2年の頃、今川は大学紛争でほとんど大学に行くことができずに1年が過ぎてしまった。3年生になって、その反動で「環境・設備を、徹底的に勉強したい」、そんな思いが募って当時建築計画原論の著名な教授と熱血助手のいる研究室に飛び込んだ。在学中に将来のやりたいことが決まって、ただ進むだけだった。<br />
　1972年、「人工気候室や、光、色彩をコントロールする部屋を作って、室内環境等の研究をやりたい」、強い意志をもってフジタの入社に臨んだ。そんな今川の思いに、会社は新人設備技術者として初めて研究所配属の辞令を出した。<br />
　研究所では　導入が始まった大型電子計算機を使って、各種プログラムの開発が開始されていた。研究所の敷地内に寮があり、職住一体という環境に加え、若い設備系研究員は今川ひとり、幅広い知識が要求される設備技術の世界、固定観念にとらわれずに自分で道を切り開いて行くんだという信念で、時間の観念がないほど、研究に没頭していた。<br />
　その後今川は、LCM（ライフサイクルマネジメント）の基礎ともなった、年間空調エネルギーを把握できる「非定常年間熱負荷計算法」の当社独自の計算法を、開発することになる。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ヘルシィオフィス" src="/img/up/photo_imagawa2.jpg" width="240" height="210" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span></p>

<h5>【ユニーク開発、快適オフィス空間の創造】 </h5>
<p>　空調の研究も十数年過ぎた1990年ごろ、今川は役員室に呼ばれた。「研究者は分析・解析力とともに物事を俯瞰的に捉える力も大切だ。そうした視点で快適オフィス空間を創造せよ」が託された命題だった。オフィスの「快適とは何か、ヘルシィとは何か」、俯瞰的に捉える商品の開発が始まった。事務機器メーカーと共同で空調温度が個人で調整できる「パーソナル空調」、昨今はアロマなど香りが注目されているが、当時まだ認知度が低かった香りによるリラックッス空間提案の「香り空調」などのユニークなヘルシィオフィス商品が誕生した。今川にとってこの開発はトップからの指令だったがプレッシャーというより楽しい作業となった。</p>

<p></br></p>]]>
        <![CDATA[<h4>建物を永く使っていただくための技術</h4>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ライフサイクルコスト" src="/executive/photo_imagawa3-2.jpg" width="270" height="240" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>
<p>　1997年12月に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で1990年対比６％のCO2削減が日本に課せられ、最近政府が新たに発表した指針では、2020年までに2005年対比15％削減する中間目標に改められた。国を挙げての目標に環境問題は避けることのできない命題となっている。</p>
<p>　今川の技術はこの環境問題と密接に関係している。簡単に言えば「建物の省エネ・省CO2を図り、お客様に建物を永く使っていただくための技術」である。一般に建設の際に発生するCO2は、全体の10％にすぎず、残りの90％は建物使用中に発生するといわれている。ライフサイクルコストは初期建設・修繕・更新費で1/3、光熱費で1/3、維持管理費で1/3となるが、この費用をいかに安くするか、いかにCO2の排出を少なくするかというプランを、設計段階でお客様と一緒に考えて提案する。これが今川の得意とするところである。<br />
　建物の用途・規模・形状・立地条件・方位・年間気象条件等、その建物ごとに具体的特徴があるため、新築時には年間熱負荷データを分析し、室内環境、エネルギー消費量、CO2排出量を予測して省エネ・省CO2なシステムを設計に織り込む。</p>
<p>　また、改築時には現状のエネルギー消費量や建築・設備の状況を診断して建物ごとに最も適した省エネ・省CO2対策を抽出する。例えば、機器・部材の劣化状態、積算運転時間などを確認しながらリニューアルの時期・内容の提案、ランニングコストのチェックを行う。その過程で効果があると思われる新技術、先端技術などの導入を提案し、合わせて改修投資のファイナンスもお客さまに提案していく。<br />
　彼の技術の特筆すべきところは、初めは室内環境（温熱、気流、空気質環境など）に関わる分野であったが、後に室内環境の技術とグローバルな地球環境（省エネ、省CO2）を整合していったことにある。後に今川は、技術フェロー*の認定を受けることになる。空気調和・衛生工学関連分野の技術向上や設備技術者の領域拡大に大きな貢献をしてきた技術者に与えられるもので大学教員、研究者、技術者など320人ほどが認定されている。</p>

<p>
<small>*技術フェロー：社団法人空気調和・衛生工学会（ＳＨＡＳＥ）では2003(平成15)年に「ＳＨＡＳＥ技術フェロー制度」を制定した。この制度は、極めて高度な技術を有し，空気調和・衛生工学関連分野の技術向上や設備技術者の領域拡大に大きな貢献をしてきた技術者に、「ＳＨＡＳＥ技術フェロー」（称号）を認定する。</small>
</p>

<p></br><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="省エネルギーBefore-After" src="/img/up/photo_imagawa4.jpg" width="540" height="300" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span></p>

<p> <h4>優れた建物とは</h4><br />
<p>　「今までは優れた建築物は外観の審美性、内装の意匠性、卓越した技術、設計思想などで評価されてきました。しかしこれからはお客にとって利点がある建物が優れた建物となります」。環境に配慮し、使い勝手が良く、ニーズの変化に即応でき、維持管理が経済的にできるなど、未来の地球環境をトータルに考えたＬＣＭ（ライフサイクルマネジメント）が極めて重要になってくると、今川は考える。<br /><br />
　彼の根底には「お客さまには建築が作り出す『環境』を買っていただくもの」があり、この「環境」は建設＋設備一体で作り出すものという強い思いがある。「自分は生きていないかもしれないが、建物のライフサイクルが終わった時に『良い建物だった』と評価いただける建物環境を世に送り出したいです」。</br><br />
　「建築設備は幅広い知識が要求されます。若いときに機械工学、熱力学、流体力学などの計画原論をよく学び、基礎をしっかり身につけ応用力を磨いてほしい」と後進へメッセージを送る。社内では、フジタ建設大学の講師として設備技術の基礎、考え方を語り継ぐ。「時間」と「空間」をたっぷりもらった研究所時代に始めたテニスは現在も続けている。</p></p>]]>
    </content>
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    <title>松田　節夫</title>
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    <published>2009-05-28T08:30:01Z</published>
    <updated>2010-03-28T23:48:24Z</updated>

    <summary>【ＶＥは面白い】 　子供のころから建物が...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【ＶＥは面白い】</h5>
<p>　子供のころから建物が好きで、建築にかかわる仕事に就くことが天命のように感じていた。選んだ進路は設計・意匠だった。アルバイト先の設計事務所でさまざまな設計に関わり、その面白さを味わうが、施工を知らない自分に気がつく。ル・コルビジェや丹下健三に憧れていた青年がフジタに入社し、施工の世界に飛び込んだ。<br />
　松田が27歳のとき、これだと心に響いた出来事があった。ＶＥ(Value Engineering)*1という手法を取り入れ、解決方法を見つけ出したことだった。作業所から排出される廃棄物の処理に時間とコストを要していたところ、廃棄物という固定観念や先入観を取り払い、リサイクルという｢機能｣に着目し、改善を行うというＶＥ手法で、コストと時間の削減を可能にした。そのときからＶＥは面白いという思いが、松田の胸の中にくすぶり続けていった。<br />
　いくつかの作業所を経験した松田は、40代後半、ＶＥの専門部署に配属になる。ＶＥ関係の資格の中でも超難関のＣＶＳ*2を取得している上司から見込まれ、鍛えられ、チャレンジする精神を学んでいく。「わが道はＶＥだ」と決意は固まる。上司と同じようにＣＶＳを取得し、社内外でＶＥ教育、啓蒙を進めていく。</p>
<p>*1) <span>ＶＥ手法</span><br />
1947年アメリカのマイルズ氏により開発されたもの。当社は、1968(昭和43)年に経営計画の5本柱のひとつにＶＥ導入を掲げ、40年にも及ぶＶＥの取り組みが蓄積されている。
このＶＥには、Ｖ（価値：Value）＝Ｆ（機能：function）／Ｃ（コスト：Cost）という基本式があり、機能とコストの両面から対象の価値（Value）を向上させていく手法。価値ある建物(商品)、サービスをお客様に提供し、満足してもらうとともに利益を創出する有効な管理技術。<br />
→<a href="/ve/">詳しくはＶＥのページへ</a></p>
<p>*2)  <span>ＣＶＳ（Certified Value Specialist） </span><br />
アメリカＶＥ協会の認定・登録資格。ＶＥ関係の資格の中で最も難関で日本国内に125名(2008年12月現在)、世界では800名余り、当社は松田を含め、2名在籍している。ＣＶＳは、ＶＥコンサルタントを行う上で、スキル、経験、知識が豊富にあり、また組織構築、システム導入、教育研修などの複合的な能力のある者に与えられる。</p>
<h5>【新手法、2時間ＶＥの誕生】 </h5>
<p>　40年にわたるフジタのＶＥの歴史は、トップダウン推進の第1段階、短時間型の3時間ＶＥなどの簡易型に移行した第2段階、そして発注者から提案を求められるようになり、大きく様変わりした昨今、新手法「2時間ＶＥ」が登場した第3段階へと進化をたどっている。<br /> 
　「オリジナルの3時間ＶＥをさらにグレードアップさせたい。人が集中できるのは2時間だ。これでいこう」、松田は目標を定める。「本当に2時間でできるのか？」、周りからそんな危惧も聞こえてきた。松田主導による 社団法人日本ＶＥ協会の研究会で、開発に8年を費やした。<br />
　従来、10の実施手順を11枚のワークシートにまとめるというスタイルを、Ａ3サイズ2枚に簡略化した。ＶＥそのものをＶＥ手法で、価値を創造させたのである。「用紙のサイズをどうするか。機能系統図を入れると2時間では終わらない」。検討会も50回近く行い、たたき台に2年、実証活動による修正に6年、しぶとく取り組んで完成へとこぎ着けた。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="新手法、2時間ＶＥの誕生" src="/img/up/photo_matsuda2.jpg" width="560" height="375" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>
<h5>【アメリカ内務省でも導入】</h5>
<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="アメリカ内務省でも導入" src="/img/up/photo_matsuda3.jpg" width="240" height="180" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>　2005年、「2時間ＶＥの進め方」（社団法人日本ＶＥ協会刊）が刊行され、専門書としては異例の数千部の売り上げとなり、その後、松田へ2時間ＶＥの講師の依頼が殺到した。反響の大きさに驚くとともに、苦労して作り上げた2時間ＶＥの完成度に手ごたえを感じた。<br />
　2007年にはＶＥ発祥の地、アメリカＶＥ協会主催の世界大会で発表し、2008年の同協会からの要請による再度の講演後は「ブラボー」という歓声と拍手をもらい、松田はＶＥには夢と希望があるとつくづく感じた。アメリカ内務省でも2時間ＶＥが実施され、その効果が認められている。</p>]]>
        <![CDATA[<h4>日本のVEを牽引</h4>
<p>　18年間ＶＥに携わってきた松田だが、「海外を含め、数多くの作業所で施工技術者として経験を積み、ＩＳＯ（国際標準化機構：International Organization for Standardization）支援業務も、ＶＥ推進業務の糧となった」と軌跡を振り返る。「コストダウンの一手法という位置づけではなく、お客様に対して機能とコストの関係から価値のある提案をする道具(ツール)と捉え、人づくり、仕組みづくりを進めながら、ＶＥに取り組む仲間と価値創造の喜びを分かち合っていきたい」と夢と希望のあるＶＥを語る。<br />
　2007年から2年続けてＶＥ全国大会実行委員長を務めるなど、ＶＥのトップランナーとしての誇りが日本のＶＥを牽引していく。</p>
<h4>中途半端は嫌い</h4>
<p>　「右と言われると左を見る。上下左右、見回して物事を進める性格はあまのじゃくかなー」。中途半端は嫌い、情熱を持って前に進んでいくのも松田らしさである。社内で発行している月1回の「ＶＥコラム」ももうすぐ100回を迎える息の長いエッセーだが、手を抜かない。「『松田さん、コラム読んでいますよ』、そう言われて続けてきて良かったと、うれしくなります」。<br />
　囲碁は打たないが、見るのが好き。「囲碁の攻め方とＶＥは似ているんですよ」。ペットのチワワのことになると相好を崩す、愛犬家である。</p>]]>
    </content>
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    <title>高橋　一郎</title>
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    <published>2009-05-28T08:21:00Z</published>
    <updated>2009-07-09T04:20:42Z</updated>

    <summary>【チャンスを捉える】 　チャンスは、そう...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
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    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【チャンスを捉える】</h5>
<p>　チャンスは、そう何度もめぐってくるものではない。しかし、高橋は数少ないチャンスを引き寄せていく。<br />
　学生時代、「シェル構造」(曲面構造)の権威である教授のもと、炭素繊維などの繊維補強複合材料の研究に取り組むことになった。スキー板などの補強に用いられる炭素繊維は、研究を始めた30年ほど前は新しい繊維として注目の素材で、この補強繊維との出会いが、高橋の研究の基本となっていく。その後、セメントモルタルの中に高機能繊維を投入した「繊維補強(炭素繊維)セメント」の研究論文を発表し、これは日本初の提案になった。<br />
　 入社してからは、専門の繊維素材に関わるスチールファイバープロジェクトの配属になる。その後、当時話題の空気膜構造プロジェクトに携わり、競技場のドーム建設などに使われる膜材の研究を担当することになった。</p>

<h5>【防耐火性能評価技術への道】</h5>
<p>　30代になって建設省（現国土交通省）防・耐火性能評価技術開発プロジェクト「国際調和型防耐火試験方法開発」分科会に、建設業界代表として参画するチャンスが巡ってきた。防耐火技術分野のスペシャリストとしての進路を決めたターニングポイントとなった。 <br />
　「私の専門となった防耐火性能評価技術とは、建築物の材料、部材、構造、工法、設備等の防耐火性能を評価する技術で、簡単に言えば、建物内に防火区画を設けて、火災を閉じ込め、延焼の拡大を防ぎ、安全に避難できるようにすること。『大切な人命と財産』を守り、建物の倒壊を防ぐ設計を考えることです」。以来日夜、新しい防耐火材料・工法の開発に取り組んでいる。<br />
　建物の延焼拡大を防ぐ防火区画設計では、ガラスの意匠性や機能性に着目。従来の防火戸や耐火間仕切壁は鉄やコンクリートで構成され、防火区画は、デザインや彩光に制約があった。耐熱ガラスや遮熱型ガラスなどを用いた防火戸や耐火間仕切壁を開発することで、明るく開放的な空間を演出することができた。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="防耐火性能評価技術への道" src="/img/up/photo_takahashi2.jpg" width="560" height="400" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>

<p>　防火ガラスの種類によっては、炎や煙をブロックする遮断性が高いうえ、見通しが利くため、安全で容易に避難・消火活動ができる利点がある。ショッピングセンターなどの階段・エスカレーターまわりに導入すると、防火シャッターが不要となり、定期点検などの維持管理が大幅に削減でき、さらに売り場面積の拡大にもつながった。<br />
　高橋の開発した防耐火技術で国土交通省防耐火大臣認定を受けたものは約60件、これは建設業界トップの実績（2008年3月現在）となり、社内外の1800以上の物件に適用されている。 </p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="世界初に挑戦" src="/img/up/photo_takahashi3.jpg" width="560" height="400" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>

<h5>【世界初に挑戦】</h5>
<p>　さらに、世界初となる開発を手がけるチャンスがやってくる。
　防火性能をもった高速開閉のアルミシャッターをエファフレックスジャパン株式会社と共同で開発することになった。<br />
　従来、冷凍倉庫などでは、冷気が逃げないよう、高速で開閉が可能なアルミ製の巻き上げ式シャッターが多く採用されていた。しかし火災時を想定した場合、アルミは低温で溶けやすく膨張しやすいため、アルミ製シャッターそのものに防火性能を持たせることは難しかった。<br />
　「アルミに防火性能を付加するなんてできやしない」。そんな既成観念を打ち破ったのはシンプルなアイデアだった。シャッターパネルの内部に補強材をつけたこと。これで放熱に伴う熔融時間が遅延でき、さらに膨張による火災時の加熱側へのたわみ変形も抑えることができた。「発想転換のたまもの。アイデアが斬新でシンプルな構造」と評価され、「2008年　超モノづくり部品大賞生活関連部品賞」（主催：モノづくり推進会議・日刊工業新聞社　後援：経済産業省・日本商工会議所）を受賞することができた。</p>]]>
        <![CDATA[<h4>新しい技術が世に生まれるとき</h4>
<p>　専門性を追求するあまりに周りが見えなくなることがないよう、物事を俯瞰（ふかん）的に捉えていくことが、高橋の技術開発に対する姿勢である。<br />
　商品として市場に送り出すためには、製造・販売・施工・品質管理をきちんと組み立ててこそ、技術の製品化が可能となる。新しい技術が世に生まれるときは必ず、天の時、地の利、人の和が必要となり、無神論者である私でさえも、自分以外の『何かの力』を感じずにはいられないときがある」。 社外プロジェクトでのネットワークや20件を超えるメーカーとの共同開発の積み重ねがあって、戦略的研究へつながっていった。<br />
　しかし、行き詰まることもある。そんなときは作業を小休止して距離を置いてみる。そうすると「夜ふと目が覚めたときに、アイデアが浮かぶことがあるのですよ」。</p>
<h4>失敗をおそれるな</h4>
<p>　信念をもって開発した技術が、世の中に出て役立つことは、技術者にとってこのうえない満足感と達成感となって記憶される。｢失敗をしても恐れるな、次の成功が必ず人間を成長させると思います」。<br />
　高機能繊維補強材で始まった研究者の歩みはひとつのことを、こつこつと続けることで前進していった。現在は地球環境を考慮したリサイクル可能な、燃えない次世代断熱材を使った断熱パネル工法を開発中である。<br />
　学生時代、柔道で鍛えた武道家は、今はヨットでクルージングを楽しむ。</p>
]]>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>綿谷　重規</title>
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    <published>2009-05-28T08:20:00Z</published>
    <updated>2009-07-09T04:18:13Z</updated>

    <summary>【ラジオ少年、音屋になる】 　世の中にテ...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        <uri>http://www.fujita.co.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=1&amp;id=1</uri>
    </author>
    
        <category term="エグゼクティブコンサルタント" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【ラジオ少年、音屋になる】</h5>

<p>　世の中にテレビが普及する前から電気技術者の父親が、自宅でテレビを作っていた姿を見ながら育った綿谷は、いつのまにかハンダ付けが得意なラジオ少年になっていた。音とのかかわりが、ラジオから音楽、オーディオという音響分野へと広がっていったのは、自然の成り行きだったのかもしれない。<br />
　大学時代のゼミの関係で、わが国の音響第一人者の教授の研究室で指導を受けることになった。母校の大学院の授業にはほとんど顔を見せず、室内音響、騒音振動の「音」の世界の実験、研究に没頭していた。修士課程終了後も音響分野最先端の同研究室に、ホールの音響設計、騒音振動対策などの研究補助として在籍していた。<br />
　 「『音屋』を探している」そんな誘いに、フジタに入社することになり、即戦力として、本格的に音響技術の道を歩み始めることになった。<br />
　コンサートホールなどの室内音響技術は華々しい技術だが、綿谷は40年近くにもなる『音屋』人生の中で、生活に密着した騒音振動対策に関わる業務も多く経験してきた。騒音、振動を、ひとつずつクリアしていく地道な取り組みが、建物の品質確保につながっていった。｢地味な分野ですが、お客様から喜ばれるやりがいのある仕事なんです｣と控えめに言う。入社して10年ほど、床衝撃音、建設騒音振動、道路騒音の現状調査を現場で経験したことで、音のコンサルタントとしての基礎をじっくり蓄積していった。</p>


<h5>【固体伝搬対策とシミュレーション】 </h5>
<p>　音には、空気中を伝わって耳に届く「空気伝搬音」と、足音や落下物の振動が床や壁を伝わって聞こえる「固体伝搬音」の2種類があり、昨今この生活音でもある「固体伝搬音」の問題が多くなっている。戸外の音、例えば駐輪場で自転車を置くときのガタンという音が、振動となって建物の骨組みに伝わり、階上に騒音として聞こえたりする。<br /> 
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="固体伝搬対策とシミュレーション" src="/img/up/photo_wataya2.jpg" width="270" height="290" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>　こうした騒音を防止するにはどんな方法があるのか。その簡単な例は、振動や衝撃が発生する物の下に緩衝材として防振ゴムを入れる、などである。綿谷は防振のゴムと同じ機能をもち、低価格な「ウレタン系の防振材」に注目し、いち早く地下鉄振動対策として防振層に適用した。欧州で鉄道枕木の下に使用されていた種類については、浮き構造の防振材として用いたり、ボード壁の床取付け部に適用して軽量で高性能な遮音壁構造を提案した。<br />
　地下鉄に近接する建物では、走行時の振動が地盤、建物の骨組みを経由して壁や床に伝搬して再放射される「固体伝搬音」が問題になることがある。コンサートホールや劇場などは、静かな空間が必要であり、「固体伝搬音」の制御が大きな課題となる。<br />
　ある物件で計画段階から音の伝わる性状をつかみ、壁や床の防振材として使用することになった「ウレタン系防振材」の効果を、現場で実証データをとり、音の伝わり方の予想式に組み入れ、最適な音環境を創出することができた。このような技術の積み重ねを「固体伝搬音シミュレーションプログラム」の技術開発に生かしている。<br />
　「音響技術はある面では物理の法則どおりに結果が出るものなのです。しかし、実際は空間の形状と材料や境界条件を適切に設定し、理論に基づく数式を当てはめ、計算し、それに経験による補正値を入れていくという緻密な作業が必要なのです」。理論と知識と経験、これらを巧みに組み合わせていくのがプロの『音屋』の技なのである。 </p>

<h5>【コンサートホール、シネマコンプレックス】</h5>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="コンサートホール、シネマコンプレックス" src="/img/up/photo_wataya3.jpg" width="200" height="460" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><p>　綿谷の功績は、音の理論、材料、騒音振動遮音などの技術を、コンサートホールやシネマコンプレックス建設で生かしたところにある。<br />
　ホールの音響設計をする場合、従来は模型実験で検討していたものを、音線法、虚像法という手法を用いてプログラム化することで音響シミュレーションを容易にした。<br />ホールの形状、内装仕上げを入力してコンピューター内に仮想空間を作り、音の広がりを視覚的に確認できる「室内音響設計シミュレーションシステム」の開発にも携わり、当社の音響ブランドづくりにも寄与することになった。<br />
　ビル内に複数のスクリーンがあるシネマコンプレックスは、 当社では現在建設中を含め23施設、210を超えるスクリーンを施工し、綿谷がそれに関わっている。外部からの騒音制御については建設の早い段階から調査を実施し、遮音構造を提案し、内部の劇場間の壁や床には高度な遮音性能が要求されるため、乾式多重壁、ウレタン系防振材の防振構造の適用により、高度な遮音を可能にした。</p>]]>
        <![CDATA[ <h4>常に手は抜けない </h4>
<p>　現場配属が一度もなかった綿谷だが、作業所には幾度となく足を運んだ。ヒアリングをし、丹念に情報収集し、データを技術研究所に持ち帰って、騒音・遮音などのシミュレーションプログラムを開発しては、また、現場に戻る。施工中の中間測定、そして完成後の確認測定は、次への技術開発につなげるための大事な検証である。<br />
　『音屋』の綿谷は施工現場になくてはならない存在となっていった。コンサルタント業務は年間50件以上、それ以外に電話、メールでも日々相談にのっている。設計から施工までの一貫した綿谷の音響技術は、お客様からの評価が高く、業界トップレベルを維持している。「『音屋』仲間は意外に少なく、だれがどの物件を手がけたかすぐわかります。手は抜けない世界なのです」。</p>

 <h4>熱く燃えて仕事にあたる </h4>
<p>　「懸命に勉強して仕事に打ち込む父親から、勤勉の大切さ、周囲の人を大事にすることを教わりました。研究開発は情熱がすべてだと思います」。熱く燃えて仕事にあたる。そして誠意をもって接することも肝要だと、静かに語る。プロスキーヤー三浦雄一郎氏の「老いは怖くない、目標を失うのが怖い」という言葉に共感する。<br />
　「音バスターズじゃないけど、不思議音というものを、研究したことがあります。心霊現象ではないかと騒がれた発信源がわからない、パシッ、パシッという奇妙な音。計測器をつけて突き止めたとき、科学の醍醐味を感じました」。<br />
　石仏写真を撮らせたらプロ級の腕前である。</p>]]>
    </content>
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    <title>山田　茂</title>
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    <published>2009-05-28T08:08:00Z</published>
    <updated>2009-07-09T04:15:39Z</updated>

    <summary>【&quot;安全確保&quot;が最優先の四角四面の発想で...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【"安全確保"が最優先の四角四面の発想で設計するとどうなるか】</h5>

<p>　火災に対して安全な建物を設計する時、「出火しない」「安全に逃げられる」「建物が崩壊しない」「消防活動ができる」「延焼しない」など、建築基準法に定められた規定に従って進めていく。<br />
しかし、法規どおり「安全確保」が最優先という四角四面の発想で設計するとどうなるか。建物は避難階段ばかり、有効床面積が意外に少なくなる、コスト高になることもあり得る。建築基準法などの法規の制約はあるが、2000年の法改訂で定められた二つの方法を使って、設計上工夫すれば、先の問題点をカバーできる。<br />
　 ひとつは「大臣の定める方法」すなわち避難安全検証法などを用いて、設計の妥当性を確認する方法。もうひとつは「大臣の認める方法」すなわち、設計者が創意工夫したことを有識者および国に審査してもらい認めてもらう方法である。</p>
　
<h5>【事例は150を超えていた】 </h5>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="事例は150を超えていた" src="/img/up/photo_yamada2.jpg" width="160" height="250" class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0 20px 20px 0;" /></span><p>　ここで、火災安全設計のエキスパート・山田は考える。<br />
　ショッピングセンターなどでは、平常時の換気のためには換気ファンを用い、火災時には煙を出すための専用の排煙ファンを用いていた。これをひとつにできないか。1つのファンで2つの機能をもつシステムを取り入れ、設備の有効活用やコストダウンを計る。<br />
　さらに「避難安全検証法」（建築基準法に定められた方法）の活用である。火災時の避難時間・経路と煙の性状を予測して、安全に逃げられることが確認できれば、避難安全に係るいくつかの規定が除外になる。例えば、ショッピングセンターなどの火災の際、どのように避難できるか、廊下、階段、部屋の数、入店者の人数、動きなどを条件に、煙や炎から安全に避難できることを計算して確認していく。<br />
　建物には防煙用のたれ壁がある。これには煙が広がらないようにする役割があるが、たれ壁のせいで店舗などではレイアウト変更が容易にできないなどの難点があった。だが避難安全検証法を用いてこのたれ壁のない設計が可能となる。<br />
　火災が発生した際に、煙が人の頭まで降りてくる時間を遅くする設計にすることで、排煙用窓を撤廃。大空間が生まれ、コストダウンにもつながった。<br />
　彼の考えた事例はいつのまにか150を超えていた。</p>

<h5>【さまざまな案件に取り組む】</h5>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="たれ壁のない設計" src="/img/up/photo_yamada3.jpg" width="220" height="170" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><p>　火災安全設計に携わる専門家は、日本では意外に少ない。山田は財団法人日本建築センターで火災安全の審査員に任命されて、月に十数件もの物件の安全性について考察していくうちに、火災安全設計のスペシャリストとしてめきめきと腕を磨いていった。さまざまな案件に取り組むことで情報量と人脈は格段と増え、仕事の質も向上していった。「フジタには山田という火災安全設計の専門家がいる」という評価も高まり、建築基準法や消防法の改正を検討する委員にも選任され、建物を造る側からの発想で法令の合理化も目指す。</p>]]>
        <![CDATA[<h4> 最後は自分が責任をもつ</h4>
<p>「火災に対して安全な建物を経済的、合理的に造ることを自らの設計に課しているが、お客様の役に立っていると実感できたとき、ものを造る喜びを感じる」と研究開発･設計への想いを語る。<br />
　入社当時の技術研究所で、先輩から「ここは技術の最後の砦、その自覚をもってやれ」と言われたことは今でも忘れられない。だから「言いにくいことでもしっかり指摘をして、最後は自分が責任をもつ」強い信念で仕事に取り組んできた。<br />
　煙の発生、建物内に広がっていく動きに関する研究を最も得意とするが、「火災安全全般に関する技術の普及・定着も目標のひとつ」と意欲を燃やす。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="排煙の概念" src="/img/up/photo_yamada4.jpg" width="560" height="160" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>

 <h4>彼を理解し、後押しをしてくれる仲間が </h4> 
<p>　小学4年生のとき、家の建て替えをすることになった。山田少年は思い出に家の模型を作った。そのときから建築への興味が募っていった。大学は建築学科に進み、入社して配属された技術研究所では空調システムの研究からスタートした。しかし、あるとき火災安全担当者として白羽の矢が立った。一から勉強をした。つくばの建設省建築研究所（当時）で火災研究の超大家、京都大学の田中哮義教授に出会う。「これが私のターニングポイント、運命的な出会いだった」教授の指導を受けながら書いた論文を、母校の教授が見て学位をとらないかと、電話をしてきてくれた。月に１回だが３年かけて仙台に通い、学位を取得する。頑張り屋だ。周囲にはいつも彼を理解し、後押しをしてくれる上司や仲間がいてくれた。<br />
　「あの模型まだ記念に残してあります」。模型を作ったころと同じ年頃となった次男とは、将棋やキャッチボールをして休日を過ごす。</p>]]>
    </content>
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    <title>阪本　廣行</title>
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    <published>2009-05-28T08:07:00Z</published>
    <updated>2009-07-09T04:13:10Z</updated>

    <summary>【新しいことに挑戦するとき、ワクワクする...</summary>
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        <name>admin</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【新しいことに挑戦するとき、ワクワクする】</h5>

<p>　阪本は1973年に入社し、トンネル工事の現場に配属となる。その後上司に「君は設計が向いている」と言われて造成の設計を担当するが、4年後には、技術研究所の環境研究室に異動になった。それが建設リサイクル技術者としての始まりだった。研究所でヘドロや廃棄物地盤の処理など、初めての分野に取り組むことになった。戸惑いや不安より「新しいことに挑戦するとき、わくわくした」と楽しげに語る。<br />
　1987年には土質基礎研究室で、ヘドロを有効資源として活用する工法や汚泥処理工法の開発に携った。</p>


<h5>【第一線で働くものの立場に立ったアプローチ】 </h5>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="袋詰脱水処理工法" src="/photo_sakamoto2.jpg" width="560" height="140" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>

<p>　阪本の強みは、現場で発生する土、汚泥、木材等の建設副産物を、いかにリサイクルしていくか、「廃棄物処理法」、「建設リサイクル法」などの法令や、ガイドラインを熟知した上で対象物を調査、分析し、現場に合った対応策をいかに提案するかにある。<br />
　特に得意分野は、「土」。土の形状、水分量、汚染物質が含まれているかどうかなど、土質の区分、強度によってリサイクル方法は異なってくる。<br /><br />
　 例えば、処理方法に天日乾燥がいいのか、脱水機の使用や袋詰め脱水処理などの強制脱水か、セメントや石灰などを入れて強度を増加させるのがいいのか、土質改良材を投入して改良するのが良いのか･･･彼は培った経験と知識を｢建設発生土利用技術マニュアル｣(財団法人土木研究センター刊　共著)に詳細に著わした。木材のリサイクルでは、細かく裁断し、木材チップとして製紙、木質ボードの原料、きのこ栽培の菌床に利用される場合がある。しかし、現場の木材の中にはペンキやコンクリートが付着したものもあるので、これは製紙などには使えない。品質を区分してどのレベルだったら何に再生可能か、規格を細分化する。<br />
建設現場ですぐ判断できるよう、第一線で働くものの立場に立ったアプローチをしていく。</p>


<h5>【複雑なリサイクルをわかりやすく提言】</h5>

<p>　こうした知識は、長年活躍した社団法人底質浄化協会の委員会や、独立行政法人土木研究所との共同研究など、外郭団体での研究開発で培われていった。多いときは週に３日ほど公的委員会やワーキンググループに参加し、実践を積み重ねていく。国土交通省関連の技術マニュアル作成にも携わることになる。同省の関連であるダイオキシン類汚染土壌対策検討委員会や廃棄物混じり土対応マニュアル検討委員会に、阪本が民間企業では代表で参画。複雑なリサイクルをできるだけわかりやすく、建設業の立場も踏まえた提言で、リサイクル技術のプロとしての評価を高めていった。</p>]]>
        <![CDATA[<h4>コストの高い技術を簡易なものにする</h4>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="講習会の様子" src="/photo_sakamoto3.jpg" width="250" height="200" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><p>　 2007年、名古屋市堀川の再生を考える「堀川再生フォーラム第2回研究会」が行われ、阪本は「川をきれいにするには」と題し、ヘドロ処理や利用法、具体的な対応策を講演するなど、全国各地へ指導・講演にも飛び回る。<br />
「複雑でコストの高い技術を簡易なものにする。これができれば建設現場のリサイクルは面白くなるし、業界全体が社会的に良い方向へ向かっていくはず。地球環境にプラスとなるような方向に導きたい」これが阪本のポリシー。<br />
　「法律の解釈は自治体によって多少異なるので、単純にはいかない」そんな苦労もあるが、「社会的に不要とされているものをリサイクルし、一部の心ない者が行う不法投棄など法令違反のない業界づくり、地球環境にやさしい企業づくり、そして環境にやさしい社会づくりに貢献できる」ことが彼の喜びであり、「これからは自然環境の保全や再生にも取り組んでいきたい」と語る。 </p>

 <h4>興味は広く深く膨らむ</h4>
<p>　 新しいことに挑戦するときの「ワクワク感」を覚えたのは、子供のときからだった。物理、数学はパズルのようで夢中になった。考えることが好きな少年だったが、体育、家庭科、美術といった分野も得意とした。今は、料理やケーキ作りも楽しんでしまう。休日はサッカーの試合が最優先となった。さらに、花を育てること、ジャズ・室内楽鑑賞、読書、写真撮影、野鳥観察、大好きなフェルメールなどの絵画、仏像鑑賞。<br />「薬師寺の日光、月光菩薩立像が東京で展示されたが、すばらしい仏像です。聖観音菩薩立像も実に良い。でも薬師寺で対面するのが一番です」。興味は広く深く膨らむ。「信頼を裏切らない」これが信条。「どんなことも一所懸命取り組む人」を尊敬する。</p>]]>
    </content>
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    <title>金野　正晴</title>
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    <published>2009-05-28T08:06:00Z</published>
    <updated>2009-07-09T04:09:13Z</updated>

    <summary>【放射線はどこまで通り抜けることができる...</summary>
    <author>
        <name>admin</name>
        <uri>http://www.fujita.co.jp/mt/mt-cp.cgi?__mode=view&amp;blog_id=1&amp;id=1</uri>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.fujita.co.jp/">
        <![CDATA[<h5>【放射線はどこまで通り抜けることができるのか】</h5>

<p>　近年、放射線を利用したがん診断やがん治療の需要が高まっている。
例えば、PET検査。これはがんの早期発見のための検査であるが、微量の放射線を出すPET検査用の診断薬を注射して、がんを発見する。この薬は加速器(サイクロトロン)と呼ばれる装置で生成される。<br />
　加速器運転中、中性子という２次放射線やα線が放出されるため、加速器を設置した部屋は重厚なコンクリートで囲い、発生する放射線を遮蔽することになる。<br />
　放射線は物質を通り抜ける性質があるが、どれほど通り抜けられるかは放射線の種類とエネルギー等によって違ってくる。種類はα線、β線、γ線、中性子（線）などがあり、α線は紙でとまり、β線はアルミホイル、γ線は鉛板、中性子（線）は水やコンクリートでくいとめられる。<br />
　ここで問題となる加速器から出る中性子は百数十センチという分厚いコンクリートで遮断するしかないのだか、普通のコンクリートでは、中性子との核反応により内部に放射能が生成、蓄積してしまい、コンクリート自体が放射線を出すようになってしまう。</p>


<h5>【低放射化コンクリートの開発】 </h5>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="低放射化コンクリート設置" src="/img/up/photo_kinno2.jpg" width="250" height="200" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><p>　金野は、この問題を解決するために放射能が残留しにくい特殊なコンクリート（低放射化コンクリート）の研究開発をおこなう、わが国の第一人者。では、低放射化コンクリートは、どのように開発されたのか。<br />
　コンクリートの材料に含まれるもののうち、Co(コバルト)とEｕ(ユーロピューム)などが残留放射能になりやすい元素で、これらが少ない砂利や砂などをいかに選定し、配合をするか、全国各地の産地を探し回った。地層を調査し、産地によってばらつきのあるCoとEｕなどの含有量を調べ上げていき、サンプルは数百を超えた。<br />
　また、コンクリートにボロンという中性子吸収物質を加えることで、低放射化設計の幅を広げることにも成功した。放射能が蓄積しにくいということは、施設解体時に放射性廃棄物を減らし、ライフサイクルコストの大幅な削減になる。 </p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="低放射化コンクリートの施工手順" src="/img/up/photo_kinno3.jpg" width="560" height="150" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;" /></span>

<h5>【ナンバーワン】</h5>

<p>　現在、金野が提案した「クリアランスレベル※　以下にするための低放射化設計法に関する技術開発」が経済産業省の公募型研究開発事業として進められている。低放射化コンクリートの研究開発では日本が世界をリードしており、日本の第一人者である金野は、世界のナンバーワンといっても過言ではない。<br /><br />

　※クリアランスレベル：放射性物質として扱う必要がないものを区分する放射能のレベル。このレベル以下であれば再利用が可能になる。</p>]]>
        <![CDATA[<h4>研究は驚きの連続</h4>
<p>　金野は「低放射化コンクリートを世の中に定着させ、1000年後でも生き残っている技術にしたい。負の遺産である放射性廃棄物を可能なかぎり造り出さないこと、再利用が可能なコンクリートとして後世への贈り物とすることを目指している」と開発の基本理念を語る。「この研究ではかなり自由に、好きなことをやってきた。驚きの連続でいつも楽しく感じている」とは言うものの、実際の低放射化設計はとても複雑である。彼はコストと機能のバランスを計りながら、放射化量を可能な限り低減させる材料開発を日夜行っている。</p>

 <h4>考えるという課程に興味を抱く</h4> 
<p>　子供の頃は算数が得意だった。記憶力はよく、星の全天マップも空で描けたほどだ。「記憶することより考えるという過程に興味を抱いた。数学は問題が解けたときに驚きがあり、研究もこうした驚きから始まると思っている」。<br />
　愛読書は自然（動植物、天文、地球物理など）に関するもの。山道の傍らに咲く花を見て「この植物はなぜここにいるのか」と植生に思いをめぐらすこともしばしば。「"新古典派経済学"、"金融工学"なる学問体系そのものを根底からひっくり返したい」、「座右の銘はカール･マルクスと同じ"すべてを疑え"」とも語るが、「神、霊、輪廻、天国などを語って人を騙してはいけません」と説いたゴータマ・シッダッタ氏やナザレのイエス氏を尊敬する。</p>]]>
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