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広島の平和公園から原爆ドームを望む時、左後方にあるチャコールグレーの9階建てのビルが目にとまります。当社が施工した広島商工会議所ビルです。
相生通りの電車道をはさんで世界遺産の原爆ドームと向かい合わせの立地条件。ビルの建設にあたり、原爆ドームへの影響が懸念され、施工前から振動実験を繰り返しました。
すぐ横は太田川で、河川の水位と地下水の関係も調査するなど、万全の策が施されました。
広島商工会議所ビルは1964年1月着工しました。広島地方で初めて、基礎杭にアースドリル杭、外装にカーテンウォールを採用しました。数々の試みを取り入れ、地元経済界の期待を背負った新しいビルは1965年10月に竣工し、1967年第8回BCS賞(建築業協会賞)に輝きました。
同じ場所にあった旧商工会議所も当社が施工しました。1936年竣工の4階建ての建物は原爆の爆風と熱波に耐え、戦後も長らく利用されていましたが、老朽化もあり取りこわされました。
その跡地に建築された現在の商工会議所ビルは、神聖な場所で平和への思いを引き継いでいます。
地上9階、地下2階。電車通りに面した商工会議所ビル
平和記念資料館から平和の池・原爆ドーム・広島商工会議所を望む