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1945年8月6日の原爆によって、毛利輝元が築造した広島城天守閣は倒壊し、石垣を残すだけとなりました。戦後、廃墟の中から急速に復興した広島は、1958年に広島復興大博覧会が計画され、復興のシンボルとして天守閣が復元されることになりました。
当社は発祥の地広島の復興を切に願い「できるだけ原型に近い城に復元したい」と熱意に燃えて、昼夜兼行で工事に当たりました。
一番の課題は時代考証です。実測調査の資料を中心に、写真・絵葉書・瓦などを参考にして細部の仕様を決定しました。復元途中の名古屋城や和歌山城を訪れたり、古い資料やお堀を調査し、参考にしながら進められました。
こうした苦労の結晶として1958年3月、鉄筋コンクリート製の広島城天守閣が完成しました。
広島のシンボルの復元は、市民の復興への意欲をさらに高めることになりました。復興大博覧会終了後、天守閣は博物館としての使命のもと、様々な展示を行ってきています。
展望室からは広島の街が一望に見渡せます。広島と共に歩んできた広島城は復元から50年以上経ち、今や歴史的な建造物としての勇姿を私たちに見せています。

現在の天守閣は鉄筋コンクリート製

館内には完成間近の天守閣と施工中の「藤田組」の写真がある